今日はどこまで走ろうか

日ごろはミュージシャンとして活動をしている落合みつを氏が、愛車W800に乗って日本を旅する道中で体験したことなど語る

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南国土佐、高知県は横に長い。高知市内をあとにして不入山(いらずのやま)を源流とする四万十川へ向かった。そこには、もう一つの高知があった。

真夏の四万十川を走りぬけ、高知の小京都へ

W800に乗って高知を訪れたのは初夏のことだった。山間を抜け、高知自動車道・四万十町中央インターを降りるとすぐに、道の駅あぐり窪川を見つけた。ヘルメットにこもった熱を冷ますために立ち寄る。なにかないかと探してみると『は!チキンバーガー』なるものを発見した。四万十鶏と仁井田米粉を使ったハンバーガーで、大きい上に350円と安い。また、高知県はしょうが生産量が日本一であり、地産しょうがを使った『ノンジャーエール』というのもある。

四万十川にそって走りだすと、いくつもの沈下橋を見かける。W800を停めて橋に体を横たえてみる。空の青さと山の緑を映して輝く四万十川は、ただ美しい。しばらく行くとひっそりとした町におかしな名前の建物を見つけた。名を四万十川焼酎銀行という。なかには栗焼酎がずらりと並ぶ。四万十町は栗焼酎が有名なのだ。新しいものから何年も寝かせた古酒まで品そろえがすばらしい。元銀行の建物を再利用して観光を兼ねた店舗にしているのでおみやげにぜひ立ち寄ってほしい。

四万十川沿いの道を下り、四万十市中村で宿をとる。町を歩けばこの地に追われた一条教房公が作った高知の小京都を味わえる。ゴリ、アオサの天ぷらと地酒を食せば高知市内とはひと味違う中村地区を堪能できる。〆はカツオの塩タタキ。これも美味。四万十市に来て、また違った高知を知ることができた。

四万十川の沈下橋
沈下橋は四万十川の名物の建築物だ。夏になると子どもが先を競って度胸試しに飛び込む姿が夏の風物詩だ。大雨で四万十川が増水しても流されない橋として考案され、この形になった。かさの増した川に沈む姿から沈下橋と名が付いたとされる
平成の大合併で十和村、大正町、窪川町が統合されて四万十町となった
平成の大合併で十和村、大正町、窪川町が統合されて四万十町となった。より源流に近い方が四万十町と覚えるといい。なお、四万十市とは別である
カワサキ W800
真夏の炎天下のなかでも力強く走ってくれる愛車W800。大自然のなか、流線型の沈下橋と並んでたたずむ姿に我が相棒ながら惚れぼれとする。W800との旅はこんな一面も楽しめるのだ

コレを食っとけ

四万十町と四万十市、それぞれに面白さがある

カツオのタタキに塩を振って食べる高知市内の塩タタキと違い、四万十市中村地区は特製の塩ポン酢で味わう。地元産の佛手柑(ぶしゅかん)と呼ばれる柑橘で作るポン酢がとくにオススメ。高知県民のなかでも、このカツオの塩タタキの方が好きだという人は多いらしい。まさにもうひとつの高知を代表する一品だ。四万十焼酎銀行では年間契約で栗焼酎のオーナー制度も行なっている。自分だけの壺を手にしたいものだ。

落合 みつを

シンガーソングライター。新潟県出身。04年メジャーデビュー。世界初の分解ギターをヤイリギターと製作する。現在、愛車W800との旅をウェブ TVで世界配信中。全国コミュニティFM7局放送中『今日はどこまで歩こうか?』詳しくは公式HPインフォメーションにて
http://information.mitsuwo.com
Web TV『落合みつをの今日はどこまで走ろうか?』
http://www.mitsuwo.com/




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