今日はどこまで走ろうか

日ごろはミュージシャンとして活動をしている落合みつを氏が、愛車W800に乗って日本を旅する道中で体験したことなど語る

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萩から細い峠を越えたら、湯田温泉で詩人中原中也の見ていた世界に触れてみよう。そして九州と本州をつなぐ港町、下関で語り継がれる、あふれる歴史と食を味わいつくせ。

少しだけ遠回りして海上を走る周防大橋を渡る

山口県萩での陶芸家との出逢いに再会を約束し、愛車W800にまたがった。見えなくなるまで手を振っていた夫婦の姿が今も目に焼き付いている。走り始めは晴れていたのだが、峠が下りに差しかかった所で風に湿り気を感じた。「まずいな。レインスーツを着ようか…」と思った矢先に激しいスコール。峠に逃げ場はない。雨にもてあそばれるように叩かれ民家で雨やどりをさせてもらう。スマホは水没、川に落ちたようなずぶ濡れ状態。軒先にW800を突っ込み、雨が上がるのを待っていると、住人とバイクの話で盛り上がり友だちになっていた。雨がつないでくれた縁ということか。まったく旅は不思議にあふれている。衣類が乾くまでの間に町を散策。ここは詩人中原中也生誕の地。記念館をゆっくりとめぐったら向かいの“狐の足あと”で足湯とコーヒーで温まる。少し遠回りして周防大橋を渡ってみた。橋からの景色は、まるで海の上をバイクで走っているようだ。

海風を爽快に感じながら下関へ向かう。関門海峡は馬関と呼ばれた海の関所。並ぶ砲台は船の群れを見張っているかのよう。また、源平合戦の立役者、源義経が船から船へ、ぴょんぴょんと飛び回った伝説“義経の八艘飛び”の銅像も出迎えてくれた。そのまま進めば唐津市場カモンワーフにたどり着く。近隣は路上駐車不可なので隣の駐車場に止めた。見学自由な唐津市場を回ったあと、季節によって内容が変わるどんぶりをいただく。地産の特大穴子丼と海鮮丼を食した。国道を挟んで向かいにある亀山八幡宮に参拝すると世界一大きいフグの銅像を発見! フグは地元では濁らず“フク”とも呼ばれ福を呼ぶおいしい魚として昔から珍重されてきた。フグ料理の店はかなりたくさんあるので地元の方からオススメの店を聞き出し、漁師居酒屋あらかぶに突撃。下関の“フク”を“たらフク”堪能した大満足の旅だった。

コレを食っとけ

フグの白子焼き

フグの白子焼き下関はフグが食べられるお店がいっぱい。なかには旅人の財布に優しくないお店もあると聞く。地元の飲んべえにリサーチしたら教えてくれたのが居酒屋あらかぶで、良心的な金額だ。フグ鍋からの締めは雑炊。筆者一番のオススメはフグの白子焼き。

落合 みつを

シンガーソングライター。新潟県出身。04年メジャーデビュー。世界初の分解ギターをヤイリギターと製作する。現在、愛車W800との旅をウェブ TVで世界配信中。全国コミュニティFM7局放送中『今日はどこまで歩こうか?』詳しくは公式HPインフォメーションにて
http://information.mitsuwo.com
Web TV『落合みつをの今日はどこまで走ろうか?』
http://www.mitsuwo.com/




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