今日はどこまで走ろうか

日ごろはミュージシャンとして活動をしている落合みつを氏が、愛車W800に乗って日本を旅する道中で体験したことなど語る

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京都の舞鶴港から出ている新日本海フェリーに乗り、小樽に渡った。せっかくのバイク旅、後ろめたさを感じつつも、小樽運河に別れを告げて今回はあえて観光地小樽の“周りにある名所”を探して走ろうか。

小樽港から出発して、江差方面へと向かう

W800
夏の北海道を攻めるため積み込んだセパレートギターにトランク、テントにマットと重装備の数々。何気なく付けた風防が身体への負担を減らしてくれる

新日本海フェリーに乗り込み小樽へと渡った。小樽には早朝に着岸するので真夏とはいえ少し肌寒い。ライダースーツで身を包み、愛車W800にまたがった。今回は北海道を一周する旅のため、荷物もかなり多い。町々でライブも行なうので、バイクに積むために開発した世界にただ一本の分解型ヤイリギター“WY1 セパレートmyk”をサイドキャリアへ積む。反対側にはトランクを積み、シートにはボストンバックとテントにシュラフなどなど。実に積載量がヘビー級。車両コントロールには細心の注意を払いながら小樽を離れ、神威岬へと向かった。

神威岬はアイヌの娘、チャレンカと義経の恋伝説がある。大陸へと渡った義経に心焦がし身を投げたチャレンカが岩となって海面にそびえ立つといわれている。伝説を裏付けるように近年まで神威岬は女人禁制とされていたが、今では観光客も普通に先端まで行けるようになった。風の強い神威岬から見渡す石狩湾は鮮やかに発色していて、いつまでも眺めていたい気分になった。心にカムイの色を塗りこんだら、今度は北にそびえる蝦夷富士、羊蹄山へ向かった。

全国各地にある〇〇富士。北海道がこれだけ広大なにのもかかわらずたったひとつ、蝦夷富士と付いた山はどんなところなのか興味が湧かないはずもなく、アクセルも開き気味になった。羊蹄山には雄大な湧水があり、日本名水百選のなかでも上位といわれている。1日に8万tもの水量が湧き出していて、料理やコーヒーなどにもよく合うらしくタンクを持ち込み大量にくむ人の姿が多く見られた。またの名を京極のふきだし湧水という。羊蹄山の清水で育ったニジマスとジンギスカンを食べさせてくれる店を発見。迷うことなく突撃し、地元の味を堪能した。

いよいよ小樽へと戻る。小樽の街は観光客であふれていたので天狗山へと向かった。この町に住んだ石川啄木なら、今の光景をどう詠んだだろう。乾いた夏の空気を胸いっぱいに吸い込み、海と山に囲まれた小樽の歴史に思いを馳せた。

これを食っとけ「羊蹄のジンギスカン」

羊蹄のジンギスカン湧水を飲んだら次は噴出しガーデンへ。タレに漬け込んだジンギスカンをいただく。専用の鉄鍋にラード、もやしと玉ねぎ、ラム肉を中央へ。汁も甘めでご飯大盛りをペロリ。靴を脱ぐのでライダーはそのつもりで行くべし。

落合 みつを

シンガーソングライター。新潟県出身。04年メジャーデビュー。世界初の分解ギターをヤイリギターと製作する。現在、愛車W800との旅をウェブ TVで世界配信中。全国コミュニティFM7局放送中『今日はどこまで歩こうか?』詳しくは公式HPインフォメーションにて
http://information.mitsuwo.com
Web TV『落合みつをの今日はどこまで走ろうか?』
http://www.mitsuwo.com/




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