静岡県

カワサキ プラザ沼津

地元密着型として
長くバイクライフを支える

ナビゲーター
福本優香さん

カワサキプラザ沼津は静岡県沼津市でカワサキ車の販売を手がけてきたカワサキ沼津販売を母体として生まれてきたショップだ。実に48年間も地元に密着してきたため、客層は学生からご年配者まで実に幅広い。2世代、3世代にわたって同店を利用している地元ユーザーも少なくない。

「それゆえにユーザーニーズも非常に幅広く、さまざまな要素が求められています。『プラザ店とはカワサキのフルラインナップを新車販売するショップ』という印象が強い人も多いと思いますが、当店ではさまざまなニーズに対応したいと考え、2階部分には多数の中古車を用意するスペースも設けています」

ゼネラルマネージャーの鈴木誠之氏。スタッフは同氏含めてセールス、サービスの7名がライダーたちをサポートする。地元に支えてもらっているという意識を持ち、地元と一緒に発展していきたいと意欲を語るのだった

そのように語るのは同店のゼネラルマネージャーである鈴木誠之氏。まず同店が意識しているのは『地元のバイク屋さん』としてこれまで以上に愛されることだ。新車を販売して、たまの整備で顔を合わせる、という関係だけではなく、積極的にバイクライフにコミットしたいと月に一度のイベントを展開中だ。具体的には日帰りツーリング、それよりも短時間となる往来数時間のショートツーリング、初心者講習、サーキット走行会、ライディングスクール、試乗会、はたまた忘年会などとなる。

とくに鈴木氏は元教習所の副管理者で、指導員を指導するという立場にいた人。その鈴木氏が教習所で教えてもらうような内容を車両購入者に限るが初心者講習では無料で指導してくれるのだ。
また、ツーリングも毎回10数名で、バイク初心者をメインターゲットとしたペースや走り方を重視した内容となるので、最初のツーリング経験にもピッタリといえる。試乗会も6台前後に無料で乗れるなど、ユーザーフレンドリィをとても大切にしているのだ。

こういった親しみやすいイベントを随時開催し、お互いに顔が見える関係を生み出すことで、地元のユーザーに支えられているプラザ沼津店。今後も地域に密着し、ユーザーから愛される店舗を目指している。

同店は入り口が緩やかなスロープになっていて、かつヨーロッパの石畳をイメージしたつくりとなっている。そして入場するとカワサキプラザ各店で使われる“グリーンエスケープ”という、オリジナルアロマの香りがまずお出迎え。店舗は入り口から向かって右手がスポーツモデル、左手にW800が並ぶ

アパレルグッズコーナーに並ぶグッズ類はほとんどがカワサキのオリジナル製品で、さまざまなブランドとのコラボレーションアイテムも用意。シャツやジャケットはもちろん、ペンケースやバッグ、あるいはストールなど男女問わず楽しめるグッズなどラインナップは多彩だ

店舗内にはカワサキプラザのオリジナルブレンドとなるコーヒーでくつろげるスペースが確保されている。カワサキの歴史や現行モデルのプロモーションムービーは一見の価値あり

ファクトリーは可視性を高めて愛車の状況を逐一確認できる。ファクトリーのすぐそばはフリースペースとなっているので、愛車を眺めながら整備待ちをすることも可能だ

店舗内の展示車両について聞きたい事があればスタッフに尋ねてみるといいだろう。真摯に対応してくれ、時にはサービススタッフも対応してくれるので、普段と違った角度からもバイクを見る事が出来る

ファクトリーにはリフターが2基用意され、重整備にも対応。また左奥にはブレーキ制動や光軸・光量の検査機器も常設する。取材日はZ900RSの入庫率が高かったが実際の販売数も多いとか

同店には沼津港まで海の幸を楽しみにくる富士市や御殿場市からの立ち寄りも多いそうで、ツーリング帰りの女性ユーザーも安心してくつろげるよう化粧室も完備。清潔な空間だ

西伊豆に抜ける幹線道路の国道414号線と、沼津港に向ける港大橋通りとの交差点に位置するプラザ沼津。平日でも交通量が多く慢性的に渋滞するエリアとのことだが、長らく同地に店舗を構え続けてきただけに、地元にとっては欠かせないランドマークでもある

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