今日はどこまで走ろうか

日ごろはミュージシャンとして活動をしている落合みつを氏が、愛車W800に乗って日本を旅する道中で体験したことなど語る

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本州を縦断して津軽海峡フェリーに乗り込む。北の大地の入り口、函館は明治の開港五港のひとつ。涼やかな風を受けて走る青空のもと、和洋折衷な建造物があふれた街並みを巡る。

はるばる来たぜ、函館。北の玄関口に上陸

梅雨開けと同時に気温も一気に真夏モードへと突入した。こまめに給水しながら、本州の日本海側を2日かけて縦断し、青森の雲谷峠にあるモヤヒルズキャンプ場でテントを張った。隣接して雲谷温泉があったのでススだらけの体を流してくる。古い共同浴場だが200円で入れるのはありがたい。“熊出没、注意”の案内に少しおびえつつテント泊を満喫した。

翌朝、峠を下り津軽海峡フェリー乗り場へ向かう。到着してみれば、夏を満喫しようとバイカーが連なっていた。車種問わず、人のバイクは見ていて楽しい。知らぬ者同士、気軽に話ができるのはバイク好きの特権だ。津軽函館間の航海は約4時間。海風に吹かれてたたずんでいれば、あっという間に下船のアナウンスが流れた。愛車W800にまたがり、函館の町を目指して走りだした。

路面電車が並走する街並みは、情緒豊かに郷愁を誘う。初めて来たはずなのになつかしさを感じるのはなぜだろうか。記憶の奥に刻まれた感覚はこの町がさまざまな舞台として知られてきた証かもしれない。日本家屋のようでいて、洋風な匂いを持つ建築物が点在する姿は、「これが函館だ」と主張しているようだ。

緩やかなスピードで五稜郭から金森倉庫まで流す。時代が明治に変わる最後の歴史舞台が函館だったことを肌で感じることができた。1日だけでは味わいきれない魅力にあふれている。日本三大夜景と謳われる函館山から見下ろす景色は圧倒的。3日、いやせめて2日は滞在して函館の食と歴史に触れてほしい。石川啄木が愛した函館の魅力をバイクとともに味わいに訪れていただきたい。

津軽海峡フェリーターミナル
津軽海峡フェリーターミナルには、北の大地を目指すライダーでごった返していた。これでもかと言うほどテントや荷物を愛車にくくりつけている。ナンバーをみてどこから来たのか、遠路の苦労を知らぬ者同士が労う会話はバイク乗りでなければわからないだろう

コレを食っとけ

ラム肉肩ロース唐揚げ

ラム肉肩ロース唐揚げ食の宝庫である函館には、イカやホタテなどの海産物はもちろんのこと、ジンギスカンもうまい。今回とくにめずらしかったものが、ラム肉肩ロースのからあげ。柔らかくてジューシー、臭さもない。ジンギスカンが好きな人は言わずもがな、羊肉の苦手な人でもおいしくいただけるので、ぜひチャレンジをしてみてほしい。

落合 みつを

シンガーソングライター。新潟県出身。04年メジャーデビュー。世界初の分解ギターをヤイリギターと製作する。現在、愛車W800との旅をウェブ TVで世界配信中。全国コミュニティFM7局放送中『今日はどこまで歩こうか?』詳しくは公式HPインフォメーションにて
http://information.mitsuwo.com
Web TV『落合みつをの今日はどこまで走ろうか?』
http://www.mitsuwo.com/




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