今日はどこまで走ろうか

日ごろはミュージシャンとして活動をしている落合みつを氏が、愛車W800に乗って日本を旅する道中で体験したことなど語る

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カワサキバイクマガジンvol.121掲載記事(2016年8月1日発売)

浜っ子の町、いわき市。その海沿いにある小名浜港は東日本大震災の傷跡を残しながらも少しずつ、そして確実に復興を遂げていた。炭鉱の町という歴史を持つ港町はさらなる発展を目標に、港に大きな夢の架け橋を築いていた。

復興から再生へ。港町が目指す、新たな未来を感じる旅

アリオス・パークフェス
毎月第2日曜に平中央公園で開催されるアリオス・パークフェスは子どもから大人まで存分に楽しめるお祭りだ。アーティストが自由に歌い、地酒や屋台も充実していて1日中遊べるフェスだ

新潟市といわき市をつなぐ国道49号線をW800に乗ってゆったりと走る。心地よい緑の風を感じながら、太平洋を目指した。いわき市の中北部には、いわき駅がある。ここは浜通りの中心で、この駅を含めていわき市の心臓部として炭鉱で大いに栄えた。今も平(たいら)の名を残す公園、平中央公園で、4月から11月にかけてアリオス・パークフェスが毎月第2日曜日に開催される。僕はこのフェスに呼ばれ、地元のアーティスト、ハヤミイワオ氏とともに出演した。会場には地元食材を使った店が数多く並んでいる。地酒の格安飲み比べは、呑んべえにとっては歓迎品。僕たち2人は、飲みたいところをぐっと堪えてライブへ向かう。我らの歌声は晴天の青空に響き渡り、大の字になって芝生で聴いていた人たちも自然と笑顔になっていた。

ライブを終え、海の匂いを追いかけて小名浜へ向かった。そこは東日本大震災に流された港町。傷跡は残るものの、しっかりとその息吹を取り戻しつつある。被害にあった港を元に戻すだけでなく、沖待ちと呼ばれる停泊船渋滞を減らすため、埋め立て地に小名浜東港を建設して物流の利便性を上げるためにベイブリッジも架けるという。

さて、お腹が空いたのでハヤミイワオ氏大推薦のチーナン食堂へ向かった。店の前はライダーや地元っ子で行列ができていた。ところが、大して待つこともなく入店できた。回転率が高いのだ。チーナン食堂は東日本大震災の津波で流されたあと見事に復活を遂げた店だ。双子のお姉さん“のぶちゃん&けいちゃん”がいわき訛りで迎えてくれる。ラーメン1杯550円で満足の味とボリューム。行列の意味がよくわかる。事実、ラーメン&チャーハンを頼んで食いきれないほどだった。浜の風を受けながら、また来るぞと誓っていわきを後にした。なお、この店にハマってしまった僕は、この日を境に足しげく通うことになる。

これを食っとけ「チーナン食堂」

チーナン食堂双子の“のぶちゃんけいちゃん”が迎えてくれる。安くてうまい、昔ながらの食堂。スタジオミュージシャンの間でも有名だ。津波の被害を受けたが見事に復活した。平日でも並ぶほどの超人気店であるが、回転率が高いので意外と待たずに食べることができる。

※現在、レギュラー開催は中止している

落合 みつを

シンガーソングライター。新潟県出身。04年メジャーデビュー。世界初の分解ギターをヤイリギターと製作する。現在、愛車W800との旅をウェブ TVで世界配信中。全国コミュニティFM7局放送中『今日はどこまで歩こうか?』詳しくは公式HPインフォメーションにて
http://information.mitsuwo.com
Web TV『落合みつをの今日はどこまで走ろうか?』
http://www.mitsuwo.com/




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