今日はどこまで走ろうか

日ごろはミュージシャンとして活動をしている落合みつを氏が、愛車W800に乗って日本を旅する道中で体験したことなど語る

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カワサキバイクマガジンvol.120掲載記事(2016年6月1日発売)

2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』 が大人気中。主人公である真田幸村の祖父は武田信玄の二十四将と呼ばれた武将である。今も色濃くその名を知らしめる武田信玄。彼を神として祀っているおごそかなるスポット、武田神社に歩を進めてみた。

日本一の富士山がそびえる山梨に迫る

山梨県側から観る富士山は、富士五湖に映った逆さ富士が有名だ。紙幣に描かれた逆さ富士はすべて山梨県側から望んだ景色である。筆者も富士山に登頂する際には必ず山梨県側からの吉田ルートを使う。なぜかその方がしっくりくるので静岡のみなさんお許しを。

富士山の噴火の際に溶岩が固まってできた風穴と氷穴は、真夏でも零度という天然冷蔵庫で、昔はこの天然氷は殿様への献上品になったほど貴重だった。真夏にバイクウエアを着たまま入っても冷やりとしてワクワクするので、ぜひ一度は足を踏み入れてほしい観光地だ。また吉田には吉田うどんと呼ばれる無骨なうどんがある。湯がいたキャベツと刻んだ油揚げが乗ってるだけの簡素なうどんなので、期待せずに喰らうべし。だがうまい食事だけが旅の記憶すべてではないだろう。特別うまいわけでもないのに、ここでしか味わえないと思うとクセになるから不思議だ。

山梨県は富士山だけが特徴じゃない。寿司屋の多い県でもあるのだ。どの寿司屋もクオリティが高いと聞く。筆者はバイクで甲府に入り、石和(いさわ)温泉、笛吹川に沿う鶴山寿司へ立ち寄った。主人と奥さん、そして若旦那で気っ風のいい声で出迎えてくれる。「海がないから海のものに焦がれる。山梨はそんなところなのかもねぇ」と主人は語ってくれた。刺し身ももちろんだが、にぎりもうまい。

海に想いをはせる人たちがにぎる寿司に海を感じたあと、向かう次なる地は山梨県のもう一つの顔、武田信玄を祀る武田神社だ。大河ドラマ『真田丸』の主人公、真田幸村の祖父は武田信玄に仕えた武田二十四将の猛将の一人。風林火山の幟を掲げ、鬼神の如き強さを誇った武田信玄は、甲府のみならず現在の長野までを領地としていた。川中島の戦いはあまりに有名だ。戦国の世を誰より早く走り抜けた鬼神は甲府の民を見守る鎮守神となった。カワサキ・マッハのような荒ぶる魂を武田信玄から感じてほしいと思う。

武田神社
山梨で訪れた武田神社。神社境内の甲陽武能殿の“甲陽”とは甲斐の輝くさまを指す。この能殿では先日まで、武田の杜薪能『風・林・火・山の巻』 、それぞれが開催された

ライブバー「W(Kulb King Rat)」

W(Kulb King Rat)ライブをしながら各地を回るのが筆者のバイク旅。国母の近くにあるKulb King Ratはライブバーだが、料理は驚くほどうまい。どれも技ありだが腹ペコには濃厚魚介豚骨つけ麺・スパイシーレッドカレーつけ麺が超オススメ。

落合 みつを

シンガーソングライター。新潟県出身。04年メジャーデビュー。世界初の分解ギターをヤイリギターと製作する。現在、愛車W800との旅をウェブ TVで世界配信中。全国コミュニティFM7局放送中『今日はどこまで歩こうか?』詳しくは公式HPインフォメーションにて
http://information.mitsuwo.com
Web TV『落合みつをの今日はどこまで走ろうか?』
http://www.mitsuwo.com/




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