現代のメーターはスピードやエンジン回転数を表示するだけではない。電子制御システムをコントロールする役割もある。多くの電子制御システムを搭載したNinja H2 SX SE+(2020)を例に操作内容を見てみよう。
手軽にセッティング変更できるメリットは大きい
電子制御システムの進化にともない、メーターは電子制御の切り替え用モニターも兼ねるようになった。メーカーや車種によって操作が異なるので、最初のうちはマニュアルを見ながらの操作になるかもしれない。
Ninja H2 SX SE+(2020)の場合は左右スイッチボックスのスイッチで操作するのだが、何度か操作しているうちにコツがつかめてきた。やれることが多いのですべてを試すのは時間がかかったが、一度気に入った設定が見つかればそのままという部分もある。ともあれ手元で設定が変えられるというのはメリットが多い。今後はさらに多くの車種に広がっていくだろう。
4種類のディスプレイモード
セッティング画面
試乗モデル/2020年モデル Ninja H2 SX SE+
200㎰を発揮するスーパーチャージドエンジンの性能を、ツーリングユースで十分に発揮させるため、数多くの電子制御システムが搭載されている。カワサキが誇る高い技術力が総動員されたマシンで、先進の電子制御システムを体感した
横田 和彦
1968年6月生まれ。16歳で原付免許を取得。その後中型、限定解除へと進み50ccからリッターバイクまで数多く乗り継ぐ。現在もプライベートで街乗りやツーリングのほか、サーキット走行、草レース参戦を楽しんでいる。