カワサキ特派員

巷にあふれるカワサキネタを特派員がレポート

夢舞大橋(大阪)

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ヨシムラ

何気なく利用しているもののなかにもカワサキが発見できる。今回発見したのはカワサキが手がけた橋!!

古くから橋も手がけてきたカワサキ

カワサキのお膝元にあり、明石海峡をひとまたぎにする明石海峡大橋。その建設業者の一つをご存じの方も多いと思うが、それはカワサキだ。ちなみに担当したのはてっきり明石側だと思ったら、そうでなはなく淡路側だそう。といったようにカワサキは橋にも関わり合いが深く、その歴史は古い。1926年には東京の永代橋を製作。清洲橋や白鬚橋もカワサキ(川崎造船所)が建設しており、この3つの橋には当時の最先端の技術が盛り込まれ、そのデザインの美しさ、精度の高さで好評価を受けたという。

というわけで今回のカワサキ発見は、そんな橋に注目。カワサキが関わった橋に訪れてみた。まずは大阪にある夢舞大橋。21世紀に向けた都市開発の一環として建設された世界初の旋回式浮体橋で、通常は橋の下を小型船舶しか通れないが、可動部を旋回させることで大型の船舶を通すことができる。白いアーチ型のその橋は威風堂々としており、間近で回転ピン部分や緩衝桁部分を見ることができたのが個人的には◎。

そしてもう一つ、東京の隅田川にかかる勝鬨橋。この勝鬨橋は重要文化財となっており、飛開橋としても有名。こちらもカワサキ(川崎車両/現川崎重工業)が他社とともに工事を行ない、昭和15年に完成させた。歩道があるので歩いて渡ることも可能だ。

夢舞大橋(大阪)

夢舞大橋(大阪)

大阪北港地区にある人口島“夢洲”と“舞洲”間にかかる橋。世界初の旋回式浮体橋で、設計にカワサキが関わっているとのこと。ちなみに大阪市のHPによると、夢舞大橋という名称は公募によって決まったそうで、夢洲と舞洲の“夢”“舞”、舞洲の将来が夢ふくらむ希望に満ちたものになるようにということから、選ばれたという。

勝鬨橋(東京)

勝鬨橋(東京)

勝鬨橋はカワサキが製作した橋で、シカゴの跳ね橋を参考にした二葉式跳開橋。70度までハの字に開くが、現在は運航する船の減少などで開かずの橋となっている。美しいアーチ形にも注目したい。また、そのほかにも、東京にある清洲橋や白鬚橋、永代橋をカワサキが製作を担当した。

かちどき橋の資料館

勝鬨橋を開くために使用していた変電所を改修して誕生した、かちどき 橋の資料館。ここでは勝鬨橋をはじめ、隅田川の橋についての資料などを閲覧することができる。ちなみに橋を開くための巨大な機械を見学できるツアーがある。

かちどき 橋の資料館
かちどき 橋の資料館




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