カワサキ特派員

巷にあふれるカワサキネタを特派員がレポート

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カワサキバイクマガジンvol.127掲載記事(2017年8月1日発売)

カワサキをはじめさまざまな会社が現在の組織体制になるまでに、いろいろなチャレンジを行ない、さらに今もその挑戦は続いている。そして、それに合わせて会社を立ち上げたりもしてきた。今回はその歴史を感じさせる一品だ。

人に歴史があるようにメーカーにも歴史あり

5年ほど前からライダーの間で、その名が広まりつつある神社が栃木県真岡市にあるのをご存知だろうか? 大前(おおさき)神社敷地内にある末社“足尾山神社”がその神社で、二輪車守護をかかげ、二輪車交通安全のご祈祷も受け付けていることがその理由だ。年に一度全国のライダーが集う参集も催されており、昨年はおおよそ150台のバイクが集まったそうだ。その神社の真横になぜか人の身長ほどあるボンベが置かれていて、このボンベこそが今回の主役なのだ。

このボンベはライムグリーンに塗られており、さらに川崎重工の文字とその下には、白と濃紺のラインが入っている。いわゆるローソンレプリカとして知られるZ1000Rのタンクのカラーリングを模しているのだ。もちろん最初からそのカラーリングだったわけではなく、このボンベを奉納した吉川さんの手によるものだ。とはいえボンベのキャップには川崎重工のリバーマークが入っていて、ボンベ自体は川崎重工製だと思われる。吉川さんは、神社のお近くでガスボンベも取り扱うガソリンスタンドを経営していたこともあり、20年以上前からこのボンベを大切に保管していたそう。とはいえ、その出どころなどは今となってはハッキリしておらず、ただ、ずっと持ち続けているよりは役に立つだろうと奉納したということだ。

そこで、ボンベについていろいろと調べてみたところ、エア・ウォーター防災株式会社にたどり着いた。まったく川崎重工と関係なさそうな社名なので、きっと誰もが“?”となるだろうが、この会社の沿革をさかのぼっていくと川崎重工にたどり着いたのだ。こちらの会社、現在大きく分けると医療事業、消火事業、呼吸器事業の3つの柱があって、消火事業で取り扱う製品にボンベが使われている。そうボンベを扱っている会社なのだ。吉川さんによると、20年以上ボンベを保管していたということなので、その当時の社名を調べると川重防災工業だったのだ。そして、川重防災工業の製品にはリバーマークが使われていたことが確認できたので、このボンベはカワサキのボンベといって間違いないだろう。

カワサキ発見! スポット

大前神社の敷地内にある足尾山神社。北関東自動車道・真岡ICから13分ほど。境内にバイクを入れて一緒に祈祷を受けられる。奉納されたバイクに関するアイテムが展示されている一角もあり、そこにはカワサキ車の模型も展示されていて、ライダーならついつい足を止めてしまうことだろう。大前神社はHPやFB、ツイッターなどでも情報発信しているので、そちらを参考にするといいかも。

問い合わせ足尾山神社(大前神社敷地内)
住所栃木県真岡市東郷937
電話番号0285-82-2509






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