ヨシムラ
今回も読者の投稿から“カワサキ”を発見。向かった先は群馬県にある碓氷峠鉄道文化むら。ここに展示してある機関車のいくつかが川崎重工業製だという。さっそく訪れてみた。
ココにしかない、“カワサキ”の車両を運転できる
正面ゲートに入ると、すぐ右側にEF63形機関車が出迎えてくれるのだが、そのEF63形機関車を確認してみると、車両のサイドに川崎重工のプレートが!! すぐに川崎重工製の機関車を発見。しかもこのEF63形機関車は実際に走り、なんと一般の人も学科講習を受ければ運転できるのだという。なお、このEF63形機関車は碓氷峠専用の電気機関車で、急こう配の路線に対応した装置が備わっているのが特徴だ。また、川崎重工業が製造したのは車両番号20〜25番まで。そのうちの24と25番、川崎車輌製(当時)の18番が碓氷峠鉄道文化むらにある。
ちなみに、編集部スタッフも詳しくないので同じように鉄道に詳しくない人のために補足すると、「EF63 24」はE→エレクトリック(電気)、F→片側の動輪が何輪かを示しており、アルファベット6番目のFは片側6輪(たとえばBだと片側2輪ということになる)、63→車両名、24→車両番号を示しているという。おもしろいのは同じEF63でも車両によって窓のデザインなどが異なること。いわゆるマイナーチェンジだが、同施設にはいくつかEF63があるので、そういったところにも注目したい。
他にも碓氷峠鉄道文化むらには川崎車輌製のEF62 1という車両や、EF63の運転席に座って実際に走っていた区間の映像を観ながら運転体験できるシミュレーター(有料)、碓氷峠の鉄道の歴史などを展示している鉄道資料館など、子どもから大人まで、さまざまな鉄道に関することを体験・知ることができるのだ。
情報提供ありがとうございました!!
カワサキ発見! スポット
碓氷峠鉄道文化むら
講習を受けたら運転できる!!
EF63形機関車を実際に運転できるコースが用意されている。学科試験(要予約、3万円)を受けると翌日から運転体験(往復約30分、要予約1回5,000円)が可能で、とくに鉄道好きなら見逃せないプランだ。