FIM世界耐久選手権第3戦・ボルドール2021

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ヨシムラ

2021年9月18日・19日に開催されたFIM世界耐久選手権第3戦・ボルドール2021。24時間耐久レースとしても知られるこのレースはフランスにある全長5.861㎞に及ぶポール・リカール・サーキットで開催された。

今回は2019年末から世界的に流行した新型コロナウイルス感染症の拡大以降、ようやく観客を入場させての開催となったのもトピックスだった。

同レースはEWCクラスとスーパーストッククラスとの混走となるが、EWCクラスで参戦したカワサキ勢はゼッケン順にTATI TEAM BERINGER RACING(#4)、Team Bolliger Switzerland#8(#8)、WEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTAR(#11)。スーパーストッククラスにはBMRT 3D MAXXESS NEVERS(#24)、TEAM 33 LOUIT APRIL MOTO(#33)、ENERGIE ENDURANCE 91(#91)、ADSS 97(#97)、PLAYERS(#156)が参加し、カワサキ勢は全8チームとなった。

そのカワサキ勢のなかで大活躍したのがフランスから参戦したプライべーターチームとなるBMRT 3D MAXXESS NEVERSで、スーパーストッククラスながら総合3位に入賞。もちろんスーパーストッククラス優勝をはたしている。その結果、チェコ共和国のモストで開催される最終戦を待たずして、スーパーストッククラスのシーズンチャンピオンを意味する2021年FIM耐久ワールドカップを制覇したのだった。

BMRT 3D Maxxess Neversはアンソニー・ロワゾー選手、ジョナサン・ハルド選手、ジュリアン・ピロ選手を擁し、24時間を通してスーパーストッククラスを終始リード。チームのピンチらしいピンチは夜間に発生した小さなクラッシュと、レース終盤でのエキゾーストパイプの交換だけだったという。

その他のカワサキ勢はというと、総合11位にはADSS 97(スーパーストッククラス6位)、総合17位にTATI TEAM BERINGER RACING(EWCクラス7位)、総合20位にPLAYERS(スーパーストッククラス11位)が入るという結果を残している。

ちなみに今回は全41チームが参戦し、うち21チームがリタイアという非常に過酷なレースとなっている。第2戦エストリル大会で2位入賞したWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTARもエンジントラブルでリタイアした他、YART – Yamaha Official Team EWCやF.C.C. TSR Honda France、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMといった強豪チームもリタイアの憂き目に遭っているほど。バイクにとってどれほどのバッドコンディションかは想像に難くないところだ。そのなかでもスーパーストッククラスのNinja ZX-10Rが総合3位を走りきれたのだから、現行Ninja ZX-10Rのポテンシャルの高さがこのボルドール24時間耐久レースでも証明されたといえるだろう。

シーズンランキングは、カワサキ勢トップのWEBIKE SRC KAWASAKI FRANCE TRICKSTARがチームランキング4位(87ポイント)、マニュファクチャラーズランキングではカワサキが2位(93ポイント)となっている。

次戦は当初の予定だと秋に日程変更された鈴鹿8時間耐久ロードレースだったが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止となり、10月9日に開催されるチェコ共和国でのモスト8時間耐久レースへと変更されている。日本の風物詩が2年連続で中止となったのは残念ではあるが、2021年シーズン最終戦となる次戦にも注目だ。




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