2014年モデル Ninja 250(EX250L) 試乗インプレッション

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ニンジャ250のDOHC4バルブ並列2気筒エンジンのルーツは1985年のGPZ250R、1990年のZZR250にまでさかのぼる。だが、その前身にZ250FTの存在があることも忘れてはならない。走りもそのことを物語っていたのだ。

扱いやすいからこそスポーツしたくもなる

ニンジャ250のエンジンは、水冷DOHC4バルブでバランサー付き。以前紹介したZ250FTとは隔世の感があるといっていい。実際、機械的にもはるかに完成度は高い。

ところが、それがZ250FTのよさの上に成り立っていることに気付かされる。両者は最大トルク値もその発生回転数8,500rpmも同じ。最高出力はZ250FTの27psに対しニンジャ250は31psで、見方によってはわずか4psの違いでしかない。

がしかし、Z250FTのレッドゾーンが1万rpmであるのに対し、ニンジャは1万1000rpmで最高出力を発揮し、1万3000rpmまで回る。つまり、最大値に大差なくても、最大値に近い高出力が、はるかに広範囲に発揮されるのである。

サーキットでの速さの理由は、そこにある。実際、8,000rpmからがパワーバンドと見ていいが、回してパワーを得ているので、パワーで走る感覚で楽しめる。

でも、8,500rpmのトルクピークまでの豊かな中高速トルクを活かして走ることもできる。これがサーキットでの底力と、一般道でのおもしろさを生んでおり、Z250FTのよさも引き継いでいる。

おまけに、極低回転域から、スムーズで扱いやすいエンジンは絶品だ。歩く速度で安定して走れるのである。最高出力の数値だけに捉われては語れないニンジャ250である。

2014年モデル Ninja 250(EX250L)
ニンジャ250は、2008年に世界戦略車として登場し、ライトウェイとスポーツの世界市場を開拓してきた。そして2013年に、完成度を高めた2代目へと引き継がれてきた
2014年モデル Ninja 250(EX250L) エンジン
2代目のニンジャ250は、高圧縮比化、ピストンスカートの短縮、メッキシリンダの採用、オイルパン容量拡大、サブスロットルバルブ径の拡大など改良点は多い
2014年モデル Ninja 250(EX250L) エアマネージメント
サイドカウルのデザインはNinja ZX-14Rをイメージさせる。エンジンの熱気をライダーから遠ざけ、ラジエターからの熱は下方に流し、快適性を向上させている

主なスペック一覧

全長×全幅×全高 2,010[2,020]×715×1,110(mm)
軸間距離 1,400mm[1,410mm]
最低地上高 140mm
シート高 785mm
ホイールトラベル (F)120mm (R)132mm[134mm]
キャスター/トレール 27°/93mm
ハンドル切れ角(左/右) 35°/35°
Fサスペンション 37mm(テレスコピック)
Fブレーキ ペタルディスク(外径290mm)
Rサスペンション ボトムリンク ユニ・トラック(ガス封入式)
プリロード5段階調整式
Rブレーキ ペタルディスク(外径220mm)
車両重量 172kg(EX250L)、174kg(EX250M)
エンジン 水冷4ストローク 並列2気筒 DOHC4バルブ 249cm3
ボア×ストローク 62.0×41.2(mm)
圧縮比 11.3
最高出力 23.5kW(32PS)/11,000rpm
[23.0kW(31PS)/11,000rpm]
最大トルク 21.0N・m(2.1kgf・m)/10,000rpm
[21.0N・m(2.1kgf・m)/8,500rpm]
トランスミッション型式 常噛6段リターン
一次減速比 3.087(71/23)
ギヤレシオ 1速 2.600(39/15)
2速 1.789(34/19)
3速 1.409(31/22)
4速 1.160(29/25)
5速 1.000(27/27)
6速 0.893(25/28)
二次減速比 3.286(46/14)
[3.143(44/14)]
燃料タンク容量 17L
タイヤサイズ (F)110/70-17M/C 54S
(R)140/70-17M/C 66S

※無印はインドネシア、マレーシア、フィリピン仕様
※[ ]内はオーストラリア、タイ、東南アジア仕様
※試乗車両は2014年輸出用モデル

問い合わせカワサキモータースジャパンお客様相談室
電話番号0120-400819 ※月〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、当社休日を除く)
URLhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/
和歌山 利宏

バイクジャーナリスト。バイクメーカーの元開発ライダーで、メカニズムからライディングまで、自身の経験にもとづいて幅広い知識を持つ。これまでに国内外問わず、車両のインプレッションも数多く行なっている。




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