人とバイクの交差点

カワサキ乗りの個性的なバイクライフを紹介していくカワサキバイクマガジン連載企画。それぞれの人間模様やバイクとの関わりかたに迫る

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ヨシムラ

FONFONを通じてレースに興味を持って欲しい

今回の動画製作は2人の“おもしろそう!”から始まっているが、大野さんの中にはある想いが芽生えている。

「私はレーシングドライバーですからFONFONを通じて、視聴者に少しでもレースに興味を持ってほしいという気持ちがあります。サーキットでFONFONを走らせたり、レーシングマシンと対決させたりするのもそんな想いからです。また、部長さんにはレーシングマシンに触れてもらい、ドライビングしてもらいたい。レーシングマシンってどんなものなのか。レースってどんなものなのか。一般の人の目線で伝えてもらえれば、と思います」

今後の目標などはあるのだろうか。

「まずは動画を100本載せることです。視聴者はもちろんですが、周りの人も楽しみにしてくれている人も多いので、それに応えていきたいです。ただ、基本は僕らが楽しいからやっているわけで、そうでなくなったらやめるつもりです。無理に再生回数を増やそうとして過激なことをやってしまっては、逆効果にもなりかねませんから」

こう語る大野さんと草垣さんが展開する今後のFONFONの動向が楽しみだ。

同乗者インプレッション

取材を担当した私、山下がFONFONの助手席に同乗させてもらいました! 乗った感想を簡単に述べるとレーシングカーに乗ったような感覚。もちろん本物のレーシングカーに乗ったことはないけれど、レーシングカーのオンボードカメラの映像や音がそのままリアルに楽しめるような感覚だったのだ。ZX-12Rのノーマルエンジンとはいえ、それでもクルマのエンジンと比べれば吹け上がりのレスポンスもよく、排気音も迫力満点。軽トラの車内にいることさえ目をつぶれば、まさにレーシングカーのコクピットに座っているような状態だった。走り出しても軽トラの軽い車体が功を奏してか、加速感はものすごい。ただ、足まわりは決していいとはいえないので、ギャップでの突き上げも大きく、またジャダーもかなり発生していたので、長い時間乗るのはツラい感じ。ただ、そんな状態でも大野さんがしっかりとコントロールしていたのは、さすがレーシングドライバー。というか、大野さんぐらいじゃないとFONFONは手なずけられないか。

FONFON同乗者インプレッション

「街乗りバイクのエンジンなんだから」と余裕ぶっこいてましたが、パワフルで跳ねるし、そのまま横に転がりそうだし…。なかなかの恐怖体験でした

山下 博央

フリーランスライター&カメラマン




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