2020年11月20日の金曜日、Z900RS&カフェクラブの走行会が三重県の鈴鹿ツインサーキットにて開催された。モリワキエンジニアリングとの共催ということもあり、デモ走行にも期待がもたれた。
午後からは雨も上がり参加者は大満足
Z900RS&カフェクラブジャパン主催の走行会は、モリワキエンジニアリングとの共催で多くのメーカーが協賛という豪華なものだった。当日は前日からの雨が朝も残っており、雨天決行だったものの、ハイスピードで走行するのには厳しい空模様だった。しかしそのような状況を吹き飛ばすサプライズがあった。イベント開催日直前に急きょヨシムラからの参加オファーがあり、渡辺一樹選手のデモランも行なわれ、主催者も驚きの展開となった。
走行会が開始されるころには小雨となったが、コースはウェット状態。上級者には問題ないだろうが、初心者には厳しいコンディションだった。途中、参加者が転倒してエンジンカバーにクラックが入るというアクシデントがあったが、モリワキエンジニアリングのメカニックによる応急修理のサービスも行なわれた。
昼前には雨も上がり、コースはドライ状況。そのころに今回一番の見せ場であるモリワキエンジニアリングとヨシムラのデモ走行が実施された。レースにも参戦したモリワキエンジニアリングのマシンに対して、ヨシムラはストリート用モデルで対抗。ヨシムラはストレート半ばでリミッターが作動して苦しい状況だったが、ガチバトルが展開され、間近で観戦した参加者は大喜びだった。
ピットではクラブメンバーがサーキット走行に向けて保安部品にテーピングしたり、タイヤウォーマーでタイヤを暖めたりするなど着々と準備が進む。流すも攻めるも楽しみ方はそれぞれだ
多くの出展ブースもあってZ900RS関連のパーツを多数展示。定番から最新まで参加メンバーの興味をそそっていた。タイヤに関しての質問が多かったのもサーキットらしい
モリワキエンジニアリングは草レース『鉄馬』エントリーマシンで、ヨシムラはストリート用マシン。デモ走行ではライダー同士お互いゆずることなく、ガチの走行に会場は大盛況
上級者クラスでの1コマ、背後からヨシムラの渡辺一樹選手が迫る。逃げる参加者!こんなシュチエーションは普段の走行会ではなかなか味わえないだろう
走行会は先導車付きで追い越し禁止の体験走行から、サーキット走行に慣れている上級者クラスと分けられているので、初心者も楽しめるように設定されている
集合写真の撮影後にマシン撮影。モリワキエンジニアリングとヨシムラのデモ車を並べて撮影した後は、続々と参加者たちが集まってライダーとの撮影会となった
ヨシムラのモリワキエンジニアリング偵察? マシンにまたがり何を話してたのかは不明だが、終始笑顔での会話。オフシーズンだからこそ見受けられる光景なのかもしれない
参加者が喜ぶ抽選会。ジャンケン大会はいろいろなミーティングで開催されているが、今回は走行会エントリーナンバーでの抽選会を開催し景品を全員にプレゼント
昼食はモリワキエンジニアリング恒例の豚汁とおにぎり。会場から出て買物に行くことなく食べ物の心配もない。おかわりも声をかけてくれたのでとてもうれしい
モリワキエンジニアリングの森脇尚護選手とヨシムラの渡辺一樹選手がそれぞれのデモ車に乗り先導。エントリーした参加者全員のパレードランにてイベントが締めくくられた