ヨシムラ
11月23日公開予定のニューモデルはこれなのか!? 憶測を生む新型10R!
レースの2020年シーズンは終わったばかりだが、2021年シーズンに向かって各種テストをスタートさせている。カワサキはスーパーバイク世界選手権のウインターテストをスペインのヘレス・デ・ラ・フロンテーラにて実施。そこで登場したのが新型のNinja ZX-10RRだ。カーボンカウルでウインカーなどが装着されていないクローズドコース走行仕様となっているが、おそらく市販車バージョンと同様となるであろう。この新型カウルだが、フロント付近のダウンフォースを積極的に得るための空力を考慮した結果と思われる。またサイドカウルの形状も異なっているので、カウルの大部分は新設計されたのだろう。
カワサキレーシングから発表されたコメントには“いくつかのエキサイティングな開発パーツと2021シーズンへの最初の技術ステップを備えたNinja ZX-10RR”とあるので、さらなる変更点があるのかもしれないが、現時点では不明だ。
テストを行なったジョナサン・レイ選手は次のように述べている。
「2021年に向けて、KHIから送られてきたテストプランの一部として、いくつかのアイテムを使って作業を始めました。いつものように情報を収集し、いろいろなことを試しました。フロントフェアリングを変えてカワサキにフィードバックしたり、エンジンのフィーリングを変えたり、フロントフォークを変えたり、ブレーキを変えたり、ピレリのフロントタイヤを変えたり。
今日は古いタイヤで多くの周回数を記録しました。新品のタイヤでは超高速を出したことはありませんが、タイヤで周回数を重ねるごとに速くなっていきました。それはいい問題だと思います。プラス面とマイナス面があったので、今来週(に行なわれるアラゴンでのテスト)に向けてさらに頑張りたいと思います」
アレックス・ロウズは次のように述べている。
「初日の最初のセッションの後に、いくつかのテストを行なったので、2日目の午前中はこのテストに集中しました。午後には、新しいフェアリングの初体験を含め、2021のパーツを使って走りました。それはとてもよかったし、見た目もとてもいいです。
今日は全体的にとてもポジティブな日だった。まだまだ作業を続けなければならないが、今日は良い一日だった。来年の新シーズンに向けて、何がよくて何が悪いのかを評価することが重要だからね。」
詳細に関しては11月23日(火曜)15時(CET、日本時間だと同日23時)にカワサキモータースのYouTubeチャンネルから発表される予定だ。