ヨシムラ
7月29日(月) 16:17に車検後の正式結果が発表され、晴れて鈴鹿8耐における♯10/カワサキレーシングチームスズカ8H(ジョナサン・レイ選手、レオン・ハスラム選手、トプラック・ラズガットリオグル選手)が、第42回大会を制したことが確定した。
すでに多くの方がご存知のとおり、今年の鈴鹿8耐は終盤からトップを走っていたジョナサン・レイ選手がファイナルラップ中に転倒。赤旗中断となり、チェッカーフラッグが振られることなく、そのまま終了となった。暫定の表彰式ではトップ争いをしたチームの一つ、♯21/ヤマハファクトリーレーシングチームが優勝となったものの、その後カワサキが抗議。赤旗でレースが中断し、そのままレースが終了となった場合は、中断前の順位が反映されるため、これによって順位はカワサキ、ヤマハ、♯33/レッドブルホンダと変わり、♯10/カワサキレーシングチームスズカ8Hの勝利が決まった。
カワサキの鈴鹿8耐での優勝は26年ぶり2度目。多くのカワサキファンが会場、テレビなどで声援を送り、応援していただけに、その喜びを表彰式で祝えなかったのは非常に残念だが、とにかくカワサキが勝った!! おめでとう!!
レース終了後、すでにホテルに戻り、夕食を食べている時に優勝の知らせを受けたライダー3人は大慌てでサーキットに戻り、記者会見にて喜びを語った。
ジョナサン・レイ選手
「今のこの気持ちをなんて言っていいかわからないよ。僕たちはホテルでガッカリしていたからね。ホテルで優勝の知らせを聞いて、走ってここまで戻ってきたんだ。とにかく今はとてもうれしい。ハスラムは体調も崩していて、つらかったはずだけれど、彼が頑張ってくれたおかげでこのような結果を残せたのだと思う。そしてカワサキのスタッフたちもとてもいい仕事をしてくれた。本当にありがとう」
レオン・ハスラム選手
「鈴鹿8耐は本当にタフなレース。そして今年はまるでジェットコースターのような気分だった。僕はちょっと体調を壊していて、なかなかタイムを詰められない場面もあったのだけれど、あきらめずベストを尽くした結果だと思う。応援してくれたみんなにありがとうと感謝したい。本当にうれしいよ」
トプラック・ラズガットリオグル選手
「8時間レースを見続けるだけなのはつらかったよ(ここで他のライダーや会場から笑いが起こる)。とにかく勝てたことはとても幸せでうれしい」