カスタムマシン

創り手の想いがふんだんに盛り込まれた、カワサキ車ベースのカスタムマシンを紹介

ZRX1200R by 一般ライダー

ワインディング最速のネイキッドへの挑戦

ZRX1200R by 一般ライダー

ページを共有

ヨシムラ

平石拓也さん(29歳/栃木県)が目指したのはワインディング最速マシン。そのために、まずは外国人向けなのか硬すぎるように感じたリヤショックの動きをよくするために、スイングアームの見直しという大がかりな作業に着手する。見た目の好みも影響して採用したのはゼファー1100流用。ZRX純正スイングアームに比べて30mmほど長いが、そのぶん後輪が後ろに下がり、リヤショックのマウント位置も後方に移動することでレイダウン効果が得られたようで、リヤショックがキチンと仕事をするようになったそうだ。

ZRX1200R by 一般ライダー

苦労したスイングアーム交換。リヤブレーキはフローティング化

このスイングアーム交換はポン付けとはいかず、結構手間がかかったそうだ。具体的には、純正のシート下の小物入れボックスが大きく、そのぶんバッテリーケースの取り付け位置も下がってしまっているため、ゼファー1100のスイングアームだと干渉してしまうのだとか。結果、ノーマルの小物入れボックスをフラット形状に作り替え、バッテリーケースも省スペース化して問題を解決している。このほか、スイングアームの取り付けの際、ピボットシャフトのφ数は同じだったが、幅が狭かったためカラーをワンオフして調整しているそうだ。

また、平石さんの好みでリヤブレーキをフローティング化している。これはブレーキングしたときにリジット時よりリヤが沈み込みやすい感覚になり、結果ブレーキング時のバランスが取りやすくなったためだ。そこでキャリパーサポートをワンオフし、トルクロッドは長さ430mm汎用品を使って、フレームにマウントしている。


マシンギャラリー

土門六平

フリーランスライター&エディター





人気記事




カワサキイチバン