GPZ750/900Rの真実

1984年にデビューし、1986年を最後に姿を消したGPZ750Rと、2003年まで20年間ラインナップを続けたGPZ900R。爆発的な人気を博し、全世界でおよそ8万台の販売記録を持つ、カワサキを代表するフラッグシップモデルの真実に迫る

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カワサキバイクマガジンvol.63掲載記事(2006年12月1日発売)

1984 ZX900A1 RED

どんなマシンもパーフェクトはあり得ない。ではGPZ750/900Rにはどんな弱点が存在するのだろうか? そんな素朴な疑問を、ニンジャのスペシャリストであるカスタムショップ“ブルドッカータゴス”の茂木店長に聞いた。

周知のモノから意外なモノまで

GPZ750/900Rの弱点でまず思い浮かぶのは、カムシャフトへのオイル供給不足からカム山が削れてしまう、いわゆる“カムかじり”といわれる現象であろう。また、コンロッドメタルの焼き付きというのもある。これらはニンジャ乗りなら一度は聞いたことがあるようなポピュラーなトラブルであろう。

では、一般的にはあまり知られていない弱点には、どのようなものがあるのだろうか? また、GPZ900Rは20年という長い歴史を持つモデルなだけに、年式による違いなどはあるのであろうか? 数多くのニンジャカスタムを手がけ、また長年にわたりニンジャにこだわってレース活動を続けるカスタムショップ“ブルドッカータゴス”の店長・茂木正人氏に話をうかがった。

「うちに持ち込まれるニンジャから見るに、A10以前のモデルで見られるスタータークラッチの破損や、A7以前の前期型で見られるミッションのギヤ抜けなどが、年式による弱点といえるでしょう。対策としては、オーバーホールのときなどに、A12以降のパーツに交換するようにしています。エンジンでいえば、A6までの前期型と後期型とでは、まったく別物ですから」とのこと。

確かにGPZ900Rに弱点は多い。しかし、それを補ってあまりある魅力があったからこそ、20年という超ロングセラーが可能だったのであろう。末永くニンジャと付き合うためにも、どのような弱点があるのかを知っておくのも大切なことだ。

エンジン

カワサキ初の水冷ユニットとして注目を集めたGPZ900Rのエンジン。1990年のA7、1999年のA12と2度にわたるモデルチェンジや、その後のいく度かのマイナーチェンジを経て進化を続け、前期型とはまったくの別物になったという。ここでは、年度モデルの違いによって生じるニンジャエンジンの弱点を紹介する。

こんなところも注意

上ではエンジンまわりの弱点に関して取り上げたが、何もニンジャの弱点はエンジンだけに限られるものではない。フレームや足まわり、細かいところでは保安部品などにも存在するのだ。ここでは、意外に知られていない、ニンジャの弱点の一部を紹介するので、参考にしてほしい。

取材協力ブルドッカータゴス
住所群馬県伊勢崎市戸谷塚町42-1
電話番号0270-75-4772
Webサイトhttp://www.bd-tagos.net



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