Z900RS用第一弾はメガホン! コスパにも優れた集合マフラー
カワサキ車を中心にフルエキゾーストマフラーやスリップオンマフラーをリリースするノジマエンジニアリング。Z900RS用の第一弾として登場するのは、メガホンタイプのサイレンサーだ。
ノジマメガホンの特徴はデザインで、4-1集合方式のメガホンタイプを採用しながらも、現在の排ガス、騒音規制などもクリアした政府認証マフラーとなっていることだ。その要となっているのはノジマエンジニアリング伝家の宝刀でもある、らせん状の集合部スパイラルコレクターだ。
スパイラルコレクターは4-1集合方式だが、渦巻き状に集合させることで、4-1集合と4-2-1集合それぞれのデメリットを解消し、低中速では力強くて扱いやすく、そして高回転ではパンチの効いた加速感が味わえるものとなっている。そしてなにより、Z900RSにマッチする、すっきりとした外観を実現しているのだ。
耐熱塗装のマフラーで大人なスタイルを演出
つや消し黒の耐熱塗装がほどこされたマフラー本体はステンレス製で、エンジンから集合部へ続く4本のエキゾーストパイプは機械曲げとなっている。エキゾーストパイプ自体は排気量の割には少し太めのパイプを採用することで、チタンパイプのような派手さはないものの存在感を示している。
メガホンのサイレンサー部は大きさ、長さともに最適で、Z900RSのスリムなリヤまわりにアクセントを加えている。音質はメガホンらしい重低音が効いたサウンドで、スロットル操作に対して奏でられるそのサウンドは魅力的なものとなっている。
このノジマメガホンの魅力で伝えておくべきポイントがその価格だ。通常、ビッグバイク用のフルエキゾーストマフラーはチタン製では同社のものも含めて20万円を超えるものがほとんどとなるが、このノジマメガホンは15万4千円(税抜)となっている。
素材がステンレス製で、機械曲げであることからこの価格設定が可能となったとのこと。導入しやすい価格となっていることも大きな魅力である。性能、スタイルにすぐれるノジマメガホンは、コストパフォーマンスにもすぐれる逸品となっている。
山下 博央
フリーランスライター&カメラマン