ヨシムラ
カワサキレーシングチームは2021スーパーバイク世界選手権第12戦アルゼンチン大会のレース1にて、川崎重工グループ設立125周年を記念した特別カラーのNinja ZX-10RRを出場させた。
ジョナサン・レイ選手が駆ったのはZXR750をモチーフとしたカラーリングで、アレックス・ロウズ選手のNinja ZX-10RRはGPZ900Rがモチーフとなったものだ。また、レーシングスーツも特別カラーのマシンに合わせた特別仕様が用いられている。
ZXR750はスーパーバイクレーサーZXR-7のレプリカモデルとして市販されたモデル。ZXR-7は93年鈴鹿8耐でのカワサキ初優勝の他、スーパーバイク世界選手権、全日本ロードレース選手権TT-F1を制覇し、カワサキに数々の栄光をもたらしたモデルだ。
GPZ900Rはカワサキ初の水冷大排気量モデルとして生まれ、登場直後は最強・最速を体現するモデルとして、そして後継モデルの登場以降はスタンダードなスポーツバイクとして、実に20年にもわたってラインナップに残り続けたベストセラーモデルだ。
カワサキから特別カラー仕様のNinja ZX-10RRについてコメントが出ているので、以下で紹介しよう。
「約125年前、カワサキは冒険の旅に出ました。それ以来、カワサキは世界中の人々の生活を向上させ、喜びと感動をもたらすエキサイティングな製品や技術を提供してきました。」
「そしてこのたび、二輪車に特化した新会社『カワサキモータース株式会社』が設立されました。この新会社は、カワサキの伝統的なリバーマークを世界的な品質のシンボルとし、”Let the Good Times Roll “というタグラインを掲げています。」
『それはなぜか? カワサキの究極の使命が、地球上でもっとも幅広いパワースポーツ製品を提供することだからです。ストリートモーターサイクル、オフロード2輪車、4輪車、パーソナルウォータークラフトのジェットスキーなど、カワサキには『ベストを尽くす』という一途な情熱があります。」
「カワサキモータースの設立と、リバーマークロゴの世界的な使用を記念して、ジョナサン・レイ、アレックス・ロウズをはじめとするカワサキレーシングチームは、このユニークなカワサキ・ヘリテージを象徴する2つのアイコニックなモデルのレプリカを制作しました。」
「過去、現在、そして未来を、私たちと一緒に楽しみましょう。」