ZZR乗りたちの集い、第5回ZZRミーティングが、秋深まる長野県の道の駅・美ヶ原高原で開催された。当日は気温9度、体感温度はさらに低く、冷え込んだ。
多彩な排気量車で会話も盛り上がる
毎回ミーティングの幹事を持ち回りで行なっているZZRミーティング。今回の幹事は長野県在住の砂山将嵩さん(22歳/ZZR250乗り)が担当した。
ミーティング開催当日は抜けるような秋晴れに恵まれ、絶好のミーティング日和となった。連休中とあって交通渋滞に巻き込まれる恐れがあるため、本誌取材班は時間に余裕をもって東京を出発し、目的地の道の駅・美ヶ原高原を目指したが、予想外にスムーズで、午前6時には会場に到着した。標高2,000mの高地にある会場の気温は9度。体感温度はさらに低かった。眼下には壮大な雲海が広がり、観光客の多くが写真に収めていた。
午前6時すぎ、奈良県から参加の千葉貴史さんが愛機ZZR1200を駆って1番乗り。なんと昨夜の10時30分に奈良を出発し、高速道路を使わずに一般道を夜どおし走ってきたそうだ。ミーティングのスタートは午前10時で、参加者たちが到着し始めたのは午前9時過ぎからだった。
エンジンを止めた後は凍える身体を震わせながら、近状報告やバイク談議があちこちで始まった。そのうち砂山さんも到着し、ミーティングの場所決めや、集合写真の準備などをてきぱきと切り盛りしていった。場所決めが終わった後、参加者のバイクを対面方式で2列に整列させ、集合写真を撮影。その後は自己紹介を行ない、あらためて親睦を深めた。
参加者のバイクを2列対面に整列し、各自の愛車の横に立ち、個々の自己紹介を行なった。排気量が250㏄から1,400㏄までと多彩で、ZZR談議の内容もさまざまで盛り上がりをみせた
道の駅・美ヶ原高原は標高2,000mの場所にあり、眼下に雲海を見ることができた。ちなみにキャブレター車はセッティングに悩んでいた
参加者の一人、千葉さんが携帯してきた体温計で、早々に参加者の体温チェックを行なう。この日は感染症対策としてマスク着用も義務付けられていた
秋晴れに恵まれたが、寒風が吹き荒れ体感温度は0度くらいだろうか。キャンプ用のベースマットを身体に巻き付けて応急処置的な対策?
さまざまなスタイルでバイクを主張している参加者が多く見られた。そんな中、1993年式のZZR250のスクリーンに描かれたメッセージが印象的だった
バイクのオーナーのハンドルネームが紺狐だそうで、トップケースにキツネのお面を取付けて走っているそう。前側にもキツネのシールが貼ってある
午前9時5分に、一番乗りしてきた千葉さん。奈良県の自宅を前夜の10時30分に出発し、夜どおし一般道を走ってきたそう。お疲れさま
なんとZZR250にトレーラーを引っ張って、北九州から一般道だけで1100㎞を走破してきたIntelさん。ちなみに出発して3日目に会場に到着したそうだ
今回のミーティングの幹事を担当した砂山将嵩さん。愛車は2004年式のZZR250。無事に大役をはたした砂山さんの気配りのよさが印象的だった
ミーティングの解散場所は道の駅・美ヶ原高原から南下していったところにあるドライブイン霧の駅。この場所で腹ごしらえをして、自由解散となった