ページを共有

ヨシムラ

少しくらいの疲労と痛みは、スーパースポーツに乗る喜びで払拭しろ

このライディングポジションで、1000㎞走るのか…。グリップ位置が低いセパレートハンドルとシート位置が高く薄っぺらなシート、前傾姿勢のために上目づかいにならざるを得ない頭の角度など、疲労をまねくであろう多くの前兆を感じ、出発を前にしてやや気持ちが沈む。

ライディングポジション
2014年モデル Ninja ZX-6R ライディングポジション

あれっ、Ninja ZX-6Rってこんなに前傾だったっけ…。またがった瞬間の感想だ。シート位置に対するハンドルの位置が、前型の6Rよりも低く感じたからだ。そのため前型では2日で1,000㎞を走っても、体の痛みは一切感じなかったが、今回は、体の痛みと疲れに関しては現行カワサキ車のうちワースト2だった(ライダー:身長170㎝ 体重50㎏)

Ninja ZX-6Rはパワーモードセレクションの機能が装備されていて、フルとローのパワーモードが選択できる。編集部を出発する時、セレクトしたパワーモードはフル。俺が乗るNinja ZX-6Rは最高出力129㎰のスーパースポーツということで、突発的に“ドン!”と発進することを予想した。

しかしながら発進は非常にスムーズ。スロットル操作に対してしっかりとエンジン回転は付いてきているのだが、そのツキは敏感すぎず、自分の意思にエンジン回転が付いてきているといった感じだ。

高回転域までの吹け上がりはよく、1万3000rpmまでは天井知らずに加速していく。Ninja ZX-6Rは恐ろしいほどの高回転型エンジンで、リミッターは1万6000rpmで作動する。1万3000rpmから1万6000rpmまでは、1万3000rpmまでと比べてややエンジン回転の伸び悩み感があるものの、それでもやっとリミッター作動回転数に達するのではなく、エンジン回転の上昇中にスパン!とリミッターが作動する。

エンジンの吹け上がりと加速を楽しみながら高速道路を移動するのは楽しいのだが、那須高原SAで2回目の休憩をするころには、腰に疲れを感じるようになった。でも、30分ほど休憩すると、腰の疲れもすっかり取れて、高速道路から下りる猪苗代磐梯高原ICまで快適に走行した。

2014年モデル Ninja ZX-6R インプレッション 高速道路

高速道路では、高回転まで吹け上がるエンジンを楽しめる。4,000rpm以上になると、芯のある甲高いエンジン音を発する。操作感と所有感をくすぐる機械音だ。300㎞ほど走行すると、ケツの痛みや腰の疲れを感じるようになった

この企画では、せっかくツーリングに出かけるのだから、数少ないながらも立ち寄ったお勧めスポットを紹介する。一つ目のスポットである殺生石(栃木県)を訪れるには、100mほどのジャリ道を走ることとなる。さっそく試した機能がカワサキトラクションコントロール(以下、KTRC)だ。試したのはモード3で、スロットルを急に開けると、点火カットしているかのようにバッ!バッ!バッ!とエンジン音が発し、リヤタイヤの回転をエンジンがコントロールする。だからといって、そんなにすばらしい走り方をしているわけではないのだが、電子制御機能の片りんを感じた瞬間だった。

乗り降り
2014年モデル Ninja ZX-6R 乗り降り

テールカウルが鋭角的に跳ね上がる、キレのいいスタイリングがスーパースポーツの特徴。それだけにまたがる際は、足を必要以上に上げないと、テールカウルを蹴り上げることとなってしまう。降りる際も同じ。今回借りた6Rも、ブーツでテールカウルをこすったキズが数本付いていた

取りまわし
2014年モデル Ninja ZX-6R 取り回し

スーパースポーツということで、ハンドルの切れ角が小さいので、駐車場の出し入れなどでは、切り返すことが多くなる。ただし、車体が軽いので取りまわしは軽い。ちょっとくらいの傾斜なら、大きな力で踏ん張ることなく移動できる。ハンドルを左右に切る時のフリクションも小さい

引き起こし
2014年モデル Ninja ZX-6R 引き起こし

手をかける場所は、ハンドルとタンデムステップで、車体は支えやすい。車体を完全に寝かせてしまうと重く感じるが、写真の位置くらいからは、簡単に車体を起こすことができる。カウル付きモデルだけに、倒してしまった時はカウルに無数に入ったキズにショックを受けること間違いない

ミラー後方視認性
2014年モデル Ninja ZX-6R ミラー後方視認性

上の写真のように、車体の真後ろに人物が立ち、その人物を含めた後方が、ミラー越しにどのように映るのかをチェックした。結果は、真後ろ、左右、上下ともに、ミラー越しに見える視界は非常に広い。ハイスピードモデルだけに、高速道路でも法定速度程度では振動もなく、バイクの車種が判別できるほど、後方の様子がくっきりとミラーに映る

問い合わせカワサキモータースジャパンお客様相談室
電話番号0120-400819 ※月〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、当社休日を除く)
URLhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/



人気記事




カワサキイチバン