昨今のネオレトロブームの中心的存在といえるZ900RS。そのオーナーたちがフェイスブックを通じて発足したのがKAWASAKI Z900RS CLUB JAPANだ。この度、2018年に続き第2回目のミーティングが2019年11月3日に開催された。
全国各地から個性豊かなZ900RSが集った
2018年同様、会場となったイエローハット新山下の屋上は第1回ミーティングの倍近い、およそ200台のZ900RSで埋めつくされた。また、この日出展したブースは17社。こちらも昨年の6社から大きく増えており、その活況ぶりがうかがわれる。
「ユーザーからパーツメーカーに直接要望を伝えることができれば、それがユーザーの欲しいパーツの登場につながります。そんな魅力的なパーツが増えてくれば、Z900RSの新しいオーナーも共に増えくることになると思うんです」と語るミーティング主催者のオーナーズクラブ会長砂山さん。
その言葉どおり、会場のZ900RSのほとんどが、何らかのカスタムがほどこされており、同じ機種ながらその個性はさまざま。そうなると隣のバイクが気になるのもので、オーナー同士の交流は情報交換をとおして自然と深まっていく。
前日までは雨予報だったが、開催中に雨が降ることはなかった。スタッフの指示により整然と並んだZ900RSの群れは圧倒的で、参加者の多くがその姿をカメラに収めていた
ビキニカウル付きの“CAFE”も多数見られた。Z900RS CAFE CLUB JAPANも立ち上がり、独自でミーティングを開催している
日ごろからクラブのフェイスブックを通じて交流しているものの、互いの愛車を見ながら実際に話をする機会は、参加者たちにとって格別の時間となったようだ
「Z900RSのスタイルをみなさんがさまざまなカスタマイズで具現化してくれているのはうれしい」とあいさつした、Z900RSのデザイナー松村さん
クラブ員の“もりぞう”さんが会場で淹れたての本格コーヒーを参加者にふるまった。香り高いコーヒーでさらにZ900RS談議は深まる
抽選会やジャンケン大会では出展各社からの豪華協賛品の数々に、来場者は大いにわいた。バイクでは持ち帰れない大物商品も多数
Z1スタイルの4本マフラーをはじめ、Z900RS用パーツを数多くリリースするドレミコレクションのブースは、多くの人でにぎわっていた
スポークホイール換装が目をひくカスタム車。Z900RSはカスタマイズの素材としても実に魅力的であり、それが人気の要因の一つだ
福岡から大阪までフェリーに乗り、そこから自走で参加した白石さんは“しんのすけ”の名でモトブログをやっており、クラブ内で広く知られている
ミーティングが無事開催されたのは砂山会長(写真右)をはじめ、当日の責任者を務めた後藤さん(後列右端)など運営スタッフの尽力のおかげだ
イエローハット新山下店の屋上はミーティングで貸し切りとなった。屋上までのスロープを上って会場入りし、終了後はスロープを下ってそのまま帰路へ