ページを共有

ヨシムラ

2008年モデル Ninja ZX-10R(ZX1000E) インプレッション

高回転域のパワーフィーリングは、まさに最強!

この車体に搭載されるのは、初期型から熟成を重ねられたエンジンで、188㎰を発揮する。これだけの馬力がありながら、中低回転域はとてもスムーズ。出だしも、ドカンと加速するのではなく、スルスルと意外なほど軽快だ。振動も少なく、非常にクオリティの高い仕上がりとなっている。だからといって、スロットルワークに対してエンジン回転のレスポンスが鈍重なわけではない。しっかりと回転が付いてきてくれる。そういった点ではコントロールしやすいエンジン特性といえる。

ところが、なんといってもこれだけの高出力を誇るエンジン。高回転域ではフィーリングが豹変する。鋭い加速力でスピードの伸びも抜群。しかも、リッタークラスでありながらエンジン回転を持てあますことなく、一気にタコメーターの針がレッドゾーンに突入していく。エンジン回転の上昇もスムーズで、吹け上がりもいい。高回転高出力型エンジンだけに、この域でのパワーフィーリングは、まさに最強。このエンジン特性こそ、Ninja ZX-10Rのウリだ。サーキットでは、ぜひカワサキが誇るこの高回転エンジンの爆発力を堪能してもらいたい。

ライダー本位で操る車体と高回転域で鋭い加速力を見せるエンジン。たしかに、コーナリング性能など、少しくらいのクセはある。だが、このマシンを操りきれば、かなり高い次元の走りは可能。エキスパートにはたまらない要素が存分に盛り込まれているのだ。

2008年モデル Ninja ZX-10R(ZX1000E) インプレッション

2007年式の流線型をおびたスタイルから一転、2008年式ではエッジが効いてシャープなフォルムとなった。また、もともとコンパクトなスタイルをよりいっそう強調するデザインとなっている

2008年モデル Ninja ZX-10R(ZX1000E) インプレッション
2008年モデル Ninja ZX-10R(ZX1000E) インプレッション
フロント部分は前モデルより短くなり、鋭角的な形状となる。また、サイドカウルやテールカウルにもエッジがかけられ、フロントからテールカウルにかけてシャープに切れ上がるフォルムとなる

2008年モデル Ninja ZX-10R(ZX1000E) インプレッション
2008年モデル Ninja ZX-10R(ZX1000E) インプレッション
エンジンやフレームとカウルの隙間を極限まで減らし、サイドカウルの幅がかなり狭くなっている。ヘッドライトもカウルデザイン同様、シャープな形状を取り入れた。テールランプにはLEDバルブを採用し、視認性の向上を図る

問い合わせカワサキモータースジャパンお客様相談室
電話番号0120-400819 ※月〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、当社休日を除く)
URLhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/



人気記事




カワサキイチバン