カスタムマシン

創り手の想いがふんだんに盛り込まれた、カワサキ車ベースのカスタムマシンを紹介

ZEPHYR1100 by 一般ライダー

金属感を強調して機械の美しさを主張

ZEPHYR1100 by 一般ライダー

ページを共有

ヨシムラ

たまたま手に入れたことでスタートしたゼファー1100との付き合い。だが、側から見れば十分以上にハマっているようす。カスタムには妥協できないオーナーは納得いくまでフルカスタム。

次々にゼファーを増車しフルカスタム&複数所有

低く構えたセパレートハンドルがスパルタンなゼファー1100カスタム。一見、ノーマルに見まがう火の玉カラーも、実はカスタムペイントなのだ。車体に目をこらせば、フレーム以外、手が入れられていない箇所は見あたらない。

この車両のオーナーの大城さんは他に2台、計3台のゼファー1100を所有しているのだから、どんなゼファーフリークかと思うところ。

4年ほど前、親戚から「乗らないので」とゆずり受けたのが、ゼファー1100との出会いだ。しかし、状態に納得がいかず、どうせ乗るならエンジンの状態がいい高年式を、と結局同じゼファー1100を購入する。それが今回紹介する車両だ。

乗り物はカスタムするのが当たり前”派の大城さんは、すさまじい勢いでカスタムを進行させ、わずか3年あまりで、現在の形に到達させてしまったという。

カスタムのポイントとなっているのは、多用されたビレットパーツだ。それも、アルマイトは避けて、極力ポリッシュ仕上げを選んでいる。これは、金属の質感を強調して、バイクのもつ“機械”としての美しさを表現するためだ。また、既存パーツだけでなく、ワンオフしたパーツを各部に配置することで、他者との差別化も図られている

さて、最初に手に入れたゼファー1100はどうなったのかというと、そのまま手元に置いてあり、現在はバラバラにされてレストア中だとか。こちらはノーマル風に仕上げる予定だ。また、メインとなっている2台目のカスタムを進める過程で、大量のノーマルパーツのストックが発生する。カスタムパーツを装着しても、納得がいかないと交換していたので、こちらも手持ちがかなり増えてしまった。そこで「それではもう1台作ろうか」と3台目の製作を開始したのだ。もうすぐ完成予定で、また違ったテイストのカスタムになるそうだ。

ここまでの話から、かなりゼファー1100に魅了されているようす。その魅力についてさらに聞いたところ、カスタムベースとしてのおもしろさについて語ってくれた。オーナーいわく「ゼファーは他のバイクと比べて特殊な存在に感じる。同じネイキッドでも、CBやXJRは少しイジればカスタム感が出るが、ゼファーはそうはいかない。全ての部分に手を入れないと満足できない。コストも手間もかかるバイクで困る」とのこと。

ゼファーを否定するコメントにも聞こえるが、口では“困る”と言いながらも、その表情は実に楽しそう。その点を指摘すると「やっぱりゼファーが好きなのかな?」と照れ笑いする。

他にNinja ZX-14Rを所有し、近々ニンジャH2カーボンの国内最終モデルも納車される予定だ。魅力的なカワサキ車に囲まれての、よりどりみどりのバイクライフはうらやましい限りだが、そんな中でもゼファー1100の輝きが失われることはないのだろう。


マシンギャラリー

淺倉 恵介

フリーランスライター&エディター





人気記事




カワサキイチバン