カスタムマシン

創り手の想いがふんだんに盛り込まれた、カワサキ車ベースのカスタムマシンを紹介

ZRX1200 DAEG by 一般ライダー

純正流用とワンオフでダエグのFフォークを倒立化

ZRX1200 DAEG by 一般ライダー

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ヨシムラ

純正色にも見えるが、このZRX1200ダエグ(以下、ダエグ)はオールペイントがほどこされた車両である。カラーリング以外にもフロントフォークに倒立フロントフォークを装着しているのが特徴だ。この倒立フロントフォークはZX-10R用を流用しており、インターネットオークションで安価で手に入れた純正部品を使い、ワンオフパーツを組み合わせている。

ZRX1200 DAEGカスタム
ZRX1200 DAEGカスタム
ZRX1200 DAEGカスタム

オーナーの藤木健吾さんは十代の時以来となるバイクとして、中古のダエグを購入。もともと4輪でカスタムを楽しんでいたこともあり、ダエグもカスタムに取り組んだ。しかし、バイクのカスタムには詳しくなかったため、友人からカスタムに関する情報を得ることにした。その時にフロントフォークの正立と倒立の違いを教えてもらい、直感的に倒立タイプに興味を持ち、ダエグに倒立フロントフォークを組み込んだのだ。ダエグ用としてオーリンズを使った倒立フロントフォークのキットもあるが高額だったこともあり、純正流用でできないものかと思案。カワサキ車を中心に探すなかで、見た目や価格などで2008年式ZX-10Rのフロントフォークを流用することにしたのだ。

ZRX1200 DAEGカスタム ペイント

一見すると純正カラーにも見えるが、オールペイントされた藤木さんのダエグ。足まわりを中心にカスタムされている

ZX-10Rのフロントフォークを流用することで、ホイールやブレーキなども新たにそろえる必要があったが、そのほとんどを藤木さんはインターネットオークションで入手している。車体に合わせて購入したかと思われるアルマイトカラーがほどこされたフロントホイールも、インターネットオークションで見つけたものなのだ。ただ、これが前後セットであればよかったのだが、フロントのみだったため、リヤホイールは新品でアルマイトをオーダーしたのだそうだ。また、リヤショックはオーリンズだが、実はこれはCB1300SF/SB用で、ショック全長などが同じだったこともあり、オーバーホールしてから装着している。なお、ステムはワンオフで製作してもらっているが比較的安価にできたという。

リヤホイールは新品で購入しているが、それ以外はほぼインターネットオークションで安価に仕上げられた。倒立フロントフォークを装着していながらも、全体的にバランスよく仕上げられたマシンとなっている。


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