カスタムマシン

創り手の想いがふんだんに盛り込まれた、カワサキ車ベースのカスタムマシンを紹介

GPZ900R by 一般ライダー

19年カスタムし続けたニンジャ。維持しつつ、さらなる高みを目指す

GPZ900Rカスタム by 一般ライダー

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ヨシムラ

80年代はバイクの黄金期であり、多くの名車が登場した。この時代のカワサキの名車の代表格がGPZ900Rだ。今でも多くのユーザーが所有しているが、生産終了からかなりの時が経ち、部品面などで不安な面があるのも事実だ。そんな状況でもユーザーがどのようにカスタムを楽しんでいるのか紹介していこう。

GPZ900Rカスタム by 一般ライダー
GPZ900Rカスタム by 一般ライダー
GPZ900Rカスタム

今回の車両は忍者オーナーズクラブ東海支部、東海忍者会の支部長を務める中川広之さんの愛車だ。ベースマシンは1990年式のA7で、19年前に中古車情報誌の個人売買欄に掲載されていたものを10万円で購入している。中川さんの父親も当時はGPZ900Rに乗っており、東海忍者会にも入っていたという。そのため、いつかはGPZ900Rに乗りたいという思いを実現させるべく購入した。その際、足まわりはカスタムすることが前提だったこともあってエンジンとフレームさえ手に入ればいいという考えで、格安の中古車を手に入れている。

19年間のうちにいく度となく改良を加えており、カスタムする上でのポイントは“コーナリング重視”とのこと。ワインディングを楽しめるマシンを目指しエンジン、足まわりを強化してきたという。カスタムで重視したのはバランスで、ただ高価なパーツを揃えるのではなく、ストリートで映える性能を考慮してのパーツ選びが行なわれている。

GPZ900Rカスタム シックなフレアパターン

シックなフレアパターンが特徴となる中川さんのGPZ900R。マフラーは一般には受け付けていないアールズギアのフルオーダー品だ

エンジンは、以前はGPZ900Rの腰上とZZR1100(D)の腰下を組み合わせてボアアップし、さらに6速化していた。しかし、ZZR1100のミッションが欠品となったこともあり、昨年はZRX1200Rのエンジンへ載せ替えた。この変更は、今後の部品入手などを考慮してのことで、GPZ900Rオーナーでは最近多くみられるエンジンスワップだ。エンジン自体はトレーディングガレージ・ナカガワによりチューニングされ、後軸で150psをマーク。低速からの図太いトルクでピークの1万2,000rpmまで一気に吹け上がるパワフルなものとなっている。これに合わせたマフラーは、アールズギアによるフルオーダー品で見た目の美しさもポイントだ。

足まわりに関して、フロントフォークとステムを、ZRX1200Rから流用しており、全長がGPZ900Rに比べ30mm短いため、スイングアームをウィリー製に交換し、全長を伸ばしてスーパースポーツのディメンションに近づけている。なお、フロントフォークはアウターチューブにカシマコート、インナーチューブはチタンコーティングをほどこしてフロントフォーク自体の動きを向上させたほか、インナーカートリッジやスプリングを中川さんの走りに合わせ変更。ペンスキーのリヤショックを組み合わせることで、GPZ900Rのコーナリング性能を高めている。


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