ヨシムラ
60年代後半から70年代前半にかけて発売されていたWシリーズを彷彿とさせるスタイルでラインナップされているW800。バーチカルツインエンジンの搭載に加え、メッキパーツを多用することで、レトロ感を前面に押し出しているモデルだ。
今回発表されたW800 Chrome Editionは、さらにそのレトロ感を強くイメージさせる一台である。メーターハウジングからタンク、サイドカバーにかけて赤を基調とし、タンクサイドにはクロムメッキ塗装がほどこされているのだが、このグラフィックは、Wシリーズの初期型である1965年モデルのW1そのものなのである。W1に倣い赤の彩度をやや落としてあることからも、その再現具合がうかがえる。
W800の前身モデルであるW650にもいえることだが、カワサキは時々、かつてのWシリーズを再現したスタイリングを試みる。現代のWシリーズはロングセラーモデルなだけに、たまにはそのような試みがあったほうが、刺激があっていいのかもしれない。発売は4月15日からで、性能および諸元に変更はない。
2014年モデル W800 Chrome Edition
スペック一覧
全長×全幅×全高 | 2,180mm×790mm×1,075mm | |
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軸間距離 | 1,465mm | |
最低地上高 | 125mm | |
シート高 | 790mm | |
ホイールトラベル | (F)130mm (R)106mm | |
キャスター/トレール | 27°/108mm | |
ハンドル切れ角(左/右) | 37°/37° | |
Fサスペンション | テレスコピック(インナーチューブ径 39mm) | |
Fブレーキ | シングルディスク300mm(外径) | |
Rサスペンション | スイングアーム | |
Rブレーキ | ドラム(リーディング・トレーリング)160mm(内径) | |
車両重量 | 216kg | |
エンジン | 空冷4ストロークSOHC 4バルブ 並列2気筒・773cm3 | |
ボア×ストローク | 77.0mm×83.0mm | |
圧縮比 | 8.4:1 | |
最高出力 | 35kW(48PS)/6,500rpm | |
最大トルク | 62N・m(6.3kgf・m)/2,500rpm | |
トランスミッション型式 | 常噛5段リターン | |
一次減速比 | 2.095(88/42) | |
ギヤレシオ | 1速 | 2.352(40/17) |
2速 | 1.590(35/22) | |
3速 | 1.240(31/25) | |
4速 | 1.000(28/28) | |
5速 | 0.851(23/27) | |
二次減速比 | 2.466(37/15) | |
燃料タンク容量 | 14L | |
タイヤサイズ | (F)100/90-19M/C 57H (R)130/80-18M/C 66H |
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メーカー希望小売価格 | 85万7,000円(税抜) | |
発売予定日 | 2014年4月15日 |
排気音
※車両は2011年モデル
カワサキモータースジャパン「W800/W800Special Edition」
カワサキモータースジャパン「W800スペシャルサイト」