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ヨシムラ

トリスタ世界耐久フル参戦_メイン

名門SRCを引き継ぎ監督鶴田竜二で挑む!

カワサキのプライベートチームとして長くレース参戦してきたトリックスターレーシングが、2023年シーズンから世界耐久にフル参戦することが決まった。キッカケは、チームSRCカワサキフランス(以下SRC)の監督ジル・スタフラ監督が昨年、引退を表明したこと。SRCは2018-2019シーズン世界耐久でシリーズチャンピオンに輝いた実績のあるチームである。この引退表明を受け、トリックスター代表の鶴田竜二氏がSRCを引き継ぎ、新たにチーム カワサキ ウェビック トリックスターを設立し、世界耐久にフル参戦することとなったのである。
ライダーは3名で、カワサキレーシングチームからMotoGPにも参戦していたランディ・ドゥ・プニエ選手、13年から4年間カワサキレーシングチームで全日本ロードレースJSB1000に参戦していた渡辺一樹選手、そしてクリストフ・ポンソン選手が起用された。参戦車両はNinja ZX-10RRで、ゼッケンは昨年までのSRCと同じ#11を採用する。

鶴田竜二 代表兼監督 コメント

「これまでカワサキブランドを背負い世界耐久選手権に参戦してきたチームSRCカワサキフランス監督ジル スタフラ氏が2022 年をもって引退することとなり、新たに2023 年から私がそのチームを引き継ぐことになりました。それにともない新たにフランスに株式会社リバークレインと株式会社モトハウスが共同でチームを立ち上げ私、鶴田竜二が代表兼監督としてチームをまとめ今後のEWC 世界耐久選手権シリーズにタイトル獲得を使命とし長期的にフル参戦して行くこととなりました。
振り返ること、昨年中旬にジル監督の突然の引退表明を聞き私はとても驚き、次の瞬間にこれまで一緒に戦ってきたチームはどうなってしまうのか?なんとかカワサキの強いEWC チームを存続させる為、ジル監督はじめチームスタッフ、ディスカバリーチャンネル役員フランソワ・リベイロ氏やカワサキフランス 様をはじめカワサキヨーロッパ様、株式会社カワサキモータースジャパン様のご支援とご協力を受け、これまで私たちをサポートしてくれたウェビック代表の信濃孝喜氏と一緒に今回のプロジェクトをスタートさせることになりました。ライダーにはランディ・ドゥ・プニエをはじめとした経験豊富な選手を起用しマシンはNinja ZX-10RR を用い、新生チームですが初年度からタイトルを目指して戦って参ります。私達チーム カワサキ ウェビック トリックスターはタイトルを目指すのはもちろんのこと、この機会を与えていただいたことに感謝すると共にEWCをはじめモーター スポーツをより盛り上げていけるよう取り組んで参ります。
トリックスターレーシングが、2013 年EWC 世界耐久ロードレース選手権ルマン24時間耐久レースに世界一を目指し挑みはじめてから10 年が経ちました。これまで栄光と挫折を繰り返す日々を送ってきましたが、振り返れば失敗の方が明らかに多かったと思います。ただその失敗を繰り返し、立ち上がる事で我々は強くなり成長してきていると感じています。今後もEWC に参戦することで成長しもっともっと強くなり勝ち続けたいと願っております。こうしたチャレンジの場を与えて頂いたEWC、カワサキ、ウェビックをはじめ各スポンサー様、各ご関係者様にこの場を借りて心より感謝をお伝え申し上げます。私達の今後の取り組みを通してヨーロッパや日本、アジア、そして今後世界中に耐久ロードレースの素晴らしさが伝わり、発展していく事を切に願っております」

ランディ・ドゥ・プニエ選手 コメント

「まず、今年もカワサキで戦えることをとても誇りに思いますし、このような機会を与えていただいたことを心から嬉しく思っています。自分はMotoGP、EWCとカワサキマシンを長く駆ってきているので、昨年末でSRCがEWCチームを解散というニュースを聞いた時には大きなショックを受けましたが、そのプロジェクトが鶴田氏により引き継がれ、このようにすばらしいチームとして生まれ変わり、新たなチャレンジの場を頂けた ことに本当に感謝しています。
年齢的にももしかしたらこのチームでのチャレンジが自分のキャリアにおいて最後のチャレンジになるかもしれないので、各レースでの優勝、そしてEWC世界チャンピオン獲得への思いは人一倍だと自負しています。
新生チームでありながら、前監督が残した軌跡をしっかりと引き継ぎ、同じ方向性、同じ目標を継続しながら新たなモノを取り入れ、さらに今まで同様にカワサキヨーロッパ、カワサキ本社からの承認を受けてチャンピオンシップを戦えることは勝つための要素として非常に大切な部分であり、我々チームはその必要な要素を全て持つことができたとても戦闘力の高いチームだと思っています。開幕戦までまだ少し時間はありますが、今からルマン24 時間レースが楽しみでなりません」

渡辺一樹選手 コメント

「新生チーム カワサキ ウェビック トリックスターに加入することが決まりシーズンに向けてとてもワクワクした気持ちでいます。
2023 シーズンこのチームのレギュラーライダーとして、高い実力と経験を持った仲間たちとともに、新たなチャレンジに挑戦します。鶴田竜二監督とともに新たなチーム。そしてその新たな挑戦を共に戦うライダーとして選んでくれたことを光栄に思います。
久しぶりに乗るNinja ZX-10RRでSRC が長年使用した11のゼッケンナンバーで勝利を目指し、チームには、MotoGPの経験を持つランディ・ドゥ・プニエを筆頭に、クリストフ・ポンソンなど実力と経験にすぐれた2人と戦います。自分のこれまでの経験を活かし世界タイトルを獲る強いチームとして一緒に成長し、見てくださる観客の皆さんと感動を共有し楽しんでもらえるレー スをしたいと思います。応援よろしくお願いいたします」

クリストフ・ポンソン選手 コメント

「まずEWC選手権でオフィシャルバイクを駆ってチャンピオンシップを戦えるというこのすばらしいチャンスを与えて下さった鶴田監督とカワサキに心から感謝しています。
自分はフランス人なのでフランスのモータースポーツとして歴史があり人気も高い24 時間耐久レースの映像を幼少期からずっと観てきてあこがれを抱いていたため、そこに自分自身が参戦できることはまさに大きな夢が叶った思いで、本当に嬉しく思っています。カワサキとチームのために自身のベストを尽くして良い結果を得るために最大限尽力するつもりですし、レースが今から楽しみで仕方ありません。
世界耐久戦には初チャレンジとなり、学ぶことも多いと思いますが、ランディ、渡辺選手という経験を積んだふたりのチームメイトから事前テストでできるだけ多くのアドバイスを享受し、決勝でベストなパフォーマンスを出すことができるようしっかりと準備をしていくつもりです。今回チームメイトとして一緒に戦えるランディは自分にとってフランス人MotoGP ライダーとして幼少期のヒーローでもあり、現在はよき友人としてともにトレーニングしたりライディングに関するアドバイスを受けたりしているので、彼と同じチームで戦えることは感慨深く特別な思いでもあります。この感謝の気持ちを、チーム加入へのご協力を頂いた全ての皆様に結果でお返しすることができるよう全力で挑んでいきます」




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