2020年はコロナ禍の影響で中止となった山口Zミーティングだが、2021年は実行委員会による綿密な協議の末、感染対策を徹底することで開催を決定した。
待ちに待ったZ乗りたちの祭典が再開
ミーティング開催を検討する打ち合わせは3ヶ月前から行なわれていた。結果、スタッフを含めた参加者全員のマスク装着と、記念品としてオリジナルマスクの参加者全員への提供、加えて、体温測定・アルコール消毒液の用意、会場周辺に新型コロナウイルス感染の予防をうながすポスターを標示するなど、徹底した対策を取ることで開催が決定した。
ミーティング開催の当日は、再開を祝うかのように快晴に恵まれた。受付開始の午前9時近くなると、会場を目指してくるバイクの乾いたエキゾーストノートがこだまし始め、スタッフに緊張が走る。ゲートオープンするとすぐに第1駐車場は参加者たちのバイクで埋まり、早々に第2駐車場への誘導が始まった。主催者発表の来場者は450名を超えていた。午前10時、伊藤 剛実行委員長の開会の挨拶を皮切りにミーティングが始まると、その後は閉会時間まで、会場内では歓談の声が絶えることなく続くのだった。
今年はコロナ禍でのZミーティング開催とあって、記念品としてZミーティングのロゴマークの入ったマスクとステッカーが配られた
会場内に常設してあるインフォメーションボードには、山口Zミーティングの告知や、ロードレースの案内がされていた。また、新型コロナウイルス感染注意をうながすボードも設置
スタッフは当日の朝7時から準備し、受付の準備に取りかかった。ステッカーに番号を記入し、各地方のミーティングの案内などをまとめる
新型コロナウイルスの感染を防止するため、スタッフのクルマの窓ガラスに感染防止対策用のポスターを貼り、参加者のみなさんに感染対策への協力をうながした
ゲートオープンは午前9時。この時刻が迫ると、会場を目指して各方面から集まってくるバイクのエキゾーストノイズが高まる。続々と参加者たちが到着した
午前9時の受付開始と同時に、この日を待ちわびた参加者たちが係員の誘導にしたがって第1駐車場へと入っていく。またたく間に満杯となり早々と第2駐車場が開放された
駐輪場に整列した参加者たちのバイク。新型コロナウイルス対策として、例年よりもバイクとバイクの間隔は広く取られていた
2年間待ったZミーティング。参加者たちの愛車は、この日のためにキレイに磨き上げられたバイクばかりだった。中には見事にレストアされたZ400FXもあった
27回目の山口Zミーティングの開会式が始まった。伊藤 剛実行委員長(写真左)の開会宣言の後、秋吉台サファリランドの吉村眞也さんが紹介された
今回のミーティングの目玉だったのが、Z2の復刻シリンダーヘッドの展示だ。Zフリークスのメンバー所有のシリンダーヘッドで、思わぬサプライズに誰もが驚いた
今回のミーティングでは、Z1の開発に携わった大槻幸雄氏の略歴や、Z開発に関するヒストリーを紹介するボードが会場に用意されていた
12時すぎ、恒例の集合写真を撮り終わった後、会場のあちこちで歓談していた九州連合のメンバーたち。インフォメーションボード付近に集合し、グループ写真を撮った