グッドオールデイズ 動態確認走行会
国内4メーカーを中心に参加マシンの種類も幅広い。60年代の小排気量車も数多く、日ごろから入念に整備されているマシンを走行させてコンディションを維持している

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ヨシムラ

貴重な車両のコンディション確認をしながらサーキットを走行する場として、毎年行なわれているグッドオールデイズ。往年のワークスマシンや市販レーサーをサーキットで間近に感じられた走行会に迫る。

ロードコースに登場した珠玉の名車たち

ツインリンクもてぎでグッドオールデイズが開催された。貴重な車両のコンディション確認を主な目的とした走行会だ。小排気量の市販レーサーからファクトリーマシンまで、さまざまな日本の機械遺産とも呼ぶべきマシンがエントリーしている。

今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、さまざまな行動が制限されてしまっているため、参加者もこの貴重な機会を心待ちにしていた。クラシック愛好家にしてみれば、マシンを見て回るだけでも時の経つのを忘れてしまいそうになる。それだけに好評の走行会だった。

そんな人気イベントの会場にて、ピットの中にレストアされたKR1000を持ち込んだ参加者がいたので、マシンの詳細を聞いてみた。下に紹介しているのがその車両だ。オーナーによると、ゆずり受けた段階でアルミ製部品がいたる所に使用されていたがクラックが入っている箇所が多く、修正に相当な時間を費やしてきたそうだ。また、レーサーを走行させるにあたって独特の要所があると話していた。

ライダーの話では、コーナーの立ち上がりはすぐにウイリーしてしまうほどのパワーが今でも健在で、走っていて「とても楽しかった」とコメントしていた。自慢の愛車をこういった機会に活かして走行してみるのも楽しそうだ。

超希少車のコンディションをサーキットで確認

KR1000レストアマシン

83年当時のファクトリー仕様KR1000を走行できる状態までレストアしたマシンを会場で見かけた。左に掲載した車両がそのKR1000だ。83年世界耐久選手権にパフォーマンス・カワサキから同型のマシンが出場して活躍していた。当時のファンにはあこがれのマシンだ。

開催日時2021年4月28日(水)
開催場所茨城県・ツインリンクもてぎ



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