“Zに乗る口実”をコンセプトに、毎月開催されてきた壇之浦Zミーティングが3周年を迎えた。当日は快晴にも恵まれ50名が駆けつけ、3周年記念を祝った。
3年目を迎えた壇ノ浦は参加者もバイクも多種多彩に
本州と九州を結ぶ関門海峡のたもとに設置された中国自動車道・壇之浦PAにて、毎月第2、または第3日曜日に開催してきた壇之浦Zミーティングが、今回で3周年を迎えた。このミーティングの主催者・西山圭二さんは、山口Zミーティングを主催するZフリークスの古くからのメンバーだが、自身のスタイルでミーティングを開催したいということで壇之浦Zミーティングを始めた。毎月1回開催、内容は参加者によるバイク談議のみ、というミーティングの内容は、第一回目から変わることのない、気軽に参加できるところが特徴だ。
ミーティング当日はシルバーウィークと重なり、駐車場内の混雑が予想されたが、コロナ禍の影響からか、一般のクルマの利用者が少なく、西山さんは「ミーティング関係者以外の利用者のみなさんに迷惑をかけることなく、ミーティングを開催することができた」と語っていた。
今回のミーティングで話題となったのは、新車発売から2年が経つZ900RSや、Z1のカスタムだ。また、若い参加者にZヒストリーを語る西山さんの姿も印象的だった。ちなみに、主催者の事前呼びかけによりマスク着用が呼びかけられていて、ソーシャルディスタンスをたもちながらミーティングを楽しんでいた。
関門橋を見上げ、関門海峡を見下ろすという絶好のロケーションに恵まれた中国自動車道・壇之浦PAに誘われ、隣県の広島、対岸の九州方面から参加者が集う
雄大な関門橋を背に、参加者たちは再会を喜び合いながら挨拶を交わし、最高の時を過ごす。新旧Zに魅せられた男たちの熱心なZ談議は尽きることがない
ミーティング主催者の西山さん。愛車はZ750FOUR(D1)で、なんと37年間も乗り続けているという。若手ライダーへの面倒見のよさが売りだ
ミーティングの会場は通常、直射日光を避けるため、関門橋の真下に設定されているが、現在パーキング内の改装工事のため、巨大な橋台の横に変更されて行なわれた
ミーティングの場は、カスタムの情報を得るには適した場所。Z生誕から40年以上が経過した今、稀少なお宝パーツにお目にかかれるチャンスでもある
高速道路の二人乗りが解禁となってから夫婦や恋人とのタンデムツーリングで来場の参加者も増えている。写真はフルカスタムのZRX1100で北九州から参加の吉田さん夫妻
ゴールドのパーツを主体にカスタムされたZ900RS。発売から2年が経ち、カスタムパーツが多くリリースされており、このところZ900RSカスタムが急増中だ
こちらはZ1イエローボールのフルカスタム。フロントフォーク、スイングアーム、ホイールといった足まわりに、ブラックのパーツを採用して見事にまとめ上げている
ノーマルルックの美しいZ1。ちなみにホイールのワイド化&ハイグリップタイヤ装着などから判断する限り、見た目より走りに徹した作り込み重視型のよう
ミーティングの終了時間は12時。午後からのひとときはツーリングを楽しむ参加者がほとんどで、大分方面や広島方面へとグループごとに目的地を決め会場を後にした