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ヨシムラ

Kawasaki EV Project

次世代車も現在の“ライディオロジー”同様に、乗って楽しいマシンづくりを研究中

EICMA2019で突如公開されたカワサキのEV(Electric Vehicle:電気自動車)は、バイクファンにも驚きをもって迎えられていた。EICMA2019のプレスカンファレンスで配布されたプレスリリースを抜粋すると、以下のような内容となる。

「私たちは市場に流通しているEVマシンより“ライダーフューチャーズ”を充実させたマシンとなるEV研究を行なっていました」

「ライディオロジーのミッションである“乗り心地のよさ”を追求したマシンです」

「Ninja 650に近いサイズのコンパクトなマシンで、NinjaやZファミリーの多くのマシンに採用されているトレリスタイプのシャーシを採用しました。219kgの車体の核となるバッテリーパックは、CHAdeMoスタイルの急速充電システムを介して充電するか、従来の100V充電システムを介して充電するかのいずれかの方法で充電が可能です」

「(カワサキの)EV機は現行車の慣例を踏襲していますが、カワサキの“乗るのが楽しい”ライディオロジーへのアプローチを考える必要がありました。その結果、従来機の特性を活かした航続距離約100kmの電動二輪車を実現しました」

「クラッチと4速ギヤボックスとして採用することで、カワサキのプロフィールにとって魅力的な車両になることが期待されます。カワサキのライディオロジーの理念を具現化するために、私たちはこのプロジェクトを発足させました」

Kawasaki EV Project EICMA2019
Kawasaki EV Project
Kawasaki EV Project
Kawasaki EV Project

写真1枚目はEICMA2019のカワサキブースに展示されていたEV Projectモデル。車体そのものは現行モデルからの流用のようだが、パワーユニットは(当然だが)完全新作。巡航距離は約100㎞とのことだが、すでに他社は巡航200㎞に到達するモデルを発表しているので、今後さらに延伸されることだろう

そしてその後、カワサキからEVマシンの走行シーンを収録した動画も配信。こちらは現在YouTubeで公開中で、すでに15万回再生をはたしている。

Kawasaki Electric Vehicle Development
Kawasaki Electric Vehicle Development
Kawasaki Electric Vehicle Development

「近い将来、必ずみなさんを笑顔にするモーターサイクルを提供します」(川崎重工業・松田義基氏)と動画内で語られているように、カワサキにとって自信作となるであろう次世代モーターサイクルであるEV。次世代に向けたカワサキの挑戦にも注目だ。

Kawasaki Electric Vehicle Development

川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニー公式YouTubeチャンネル

https://www.youtube.com/user/Kawasakimec/




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