ヨシムラ
新型コロナウイルス感染拡大を受け、当初予定していた7月19日(日)から11月1日(日)に決勝が延期となった鈴鹿8時間耐久ロードレース(以下鈴鹿8耐)だが、FIM EWCと鈴鹿サーキットより本年度の開催中止がアナウンスされた。1978年に鈴鹿8耐が始まって以来、大会がキャンセルとなるのは初めてのこと。中止の理由は、現在もなお新型コロナウイルスの感染が拡大を続けているのに加え、日本では海外からの入国規制が緩和されておらず、解除の見通しが立っていないため。鈴鹿8耐は海外からも多数のライダー、チームが参戦するが、その入国が難しいことからもこの決断に至ったという。
昨年、26年ぶりに鈴鹿8耐を制したカワサキ・レーシング・チームは、2連覇をねらい今年も鈴鹿8耐に出場することを発表していた。カワサキファンもその姿を観ることを期待していたと思うが、鈴鹿サーキットは「2021年の鈴鹿8耐をファンのみなさまにより一層楽しんでいただけるよう、全力で準備を進めて参ります」と発表しており、2021年の鈴鹿8耐を楽しみに待ちたい。