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ヨシムラ

先頃発表された2017年モデルのZ1000 ABSに、新たに特別仕様の“R Edition”が追加発表されている。

発表されたのは、欧州一般仕様のABS装着モデルで、EICMA(イタリア・ミラノ)での発表が示唆されているZ650およびZ900と同じく「REFINED RAW」のキャッチコピーとともに同一のビジュアル展開がされており、大変興味深いところである。(参考)

カラーはメタリックスパークブラック×メタリックグラファイトグレーの1色のみで、標準仕様と“R Edition”の機能上の違いとして2点、足廻りに大きく変更が加えられている。ひとつはフロントのブレーキまわりで、キャリパーおよびローターにブレンボ製を採用。キャリパーはNinja H2やNinja ZX-10Rにも採用されているM50モノブロックキャリパーでホースもステンメッシュに変更されている。さらにもうひとつの変更点がリヤショックで、プリロードアジャスター付きのオーリンズ製(S46DR1S)を採用し、フロントフォークのセッティングおよびリンク比の見直しも行なわれているほか、シートレールにはロゴ入りプレートが貼り付けされている。

その他外観上の違いとしては、専用グラフィックはもちろんだが、アンダーカウルにもレーシーなイメージのカーボンプリントが施されている。また、シートは標準モデルに採用されている一面に“Z”のロゴがエンボス加工されたものとは異なり、シートストッパーのみにロゴが入ったシンプルなデザインに変更されている。さらにフューエルタンクには専用デザインのタンクパッドも標準装備されているとのこと。

日本ではブライトより2017年6月上旬発売予定とリリースされており、価格は141万4,800円(税込)だ。


2017年モデル Z1000 ABS R Edition (ZR1000J)※欧州一般仕様


オフィシャルビデオ(2014)



スペック一覧

車名(通称名) Z1000 ABS R Edition
マーケットコード ZR1000J
全長x全幅x全高 2,045mmx790mmx1,055mm
軸間距離 1,435mm
最低地上高 125mm
シート高 815mm
キャスター/トレール 24.5°/101mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC 4バルブ
総排気量 1,043cm³
内径x行程/圧縮比 77.0mm×56.0mm/11.8:1
最高出力 104.5kW(142PS)/10,000rpm
最大トルク 111N・m(11.3kgf・m)/7,300rpm
始動方式 セルフスターター
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量
燃料供給方式 フューエルインジェクション(φ38mm×4)
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
ギヤ・レシオ 1速 2.600(39/15)
2速 1.950(39/20)
3速 1.600(24/15)
4速 1.389(25/18)
5速 1.238(26/21)
6速 1.107(31/28)
一次減速比 / 二次減速比 1.627(83/51) / 2.867(43/15)
フレーム形式 ツインスパー(アルミニウム)
懸架方式 テレスコピック・倒立(41mm)
ホリゾンタルバックリンク
ホイールトラベル 120mm
131mm
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C(58W)
190/50ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式 デュアルディスク(ブレンボ セミフローティング 外径310mm)
キャリパー:デュアルラジアルマウント(ブレンボ M50 モノブロックキャリパー 対向4ピストン)
シングルディスク(外径250mm)
キャリパー:シングルピストン
ステアリングアングル (左/右) 29°/ 29°
車両重量 221kg
燃料タンク容量 17L
乗車定員 2名
カラー メタリックスパークブラック×メタリックグラファイトグレー

Z1000 ABS R Edition | 株式会社ブライト

※記事初出時にアンダーカウルはカーボン製との表記がありましたが、カーボンプリントの誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。




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