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スポーツ性能は一級。その総合評価は!?

今回の旅で僕が一番楽しみにしていたのがワインディングロードだ。軽量でパワフルなニンジャ400の性能をいかんなく発揮できる場所だからだ。楽しむぞー!と思っていたのだが、向かっている途中で雨が降りだした。あぁ、なんてこった…。テンションが下がってきたところでワインディングに突入。大降りではないが路面全体が濡れている。カーブの進入で恐る恐るブレーキング。と、フロントまわりがしっかりしているからだろう、ウェット路面ながら想像以上に不安なく減速できることに気付く。そのまま軽くバンクさせコーナーの出口が見えてきたところでアクセルをジワッと開けていく。400ccエンジンは低回転から豊かなトルクを発揮するので、ちょっとアクセルを開けるだけでスルスルッと立ち上がっていく。おっ、これは楽しいかも! エンジン回転数を上げなくても十分に加速してくれることから気持ち的にも無理がかかりにくい。余裕を持ちながら雨のワインディングを走れるとはうれしい誤算だ。これも扱いやすいキャラクターの賜物であろう。僕はいつの間にかニンジャ400で濡れたワインディングを走ることに集中していていた。

Ninja 400(2018年モデル) 峠走行シーン
軽快なハンドリングとトルクフルなエンジン特性は、濡れたワインディングという悪条件でも走りを十分に楽しませてくれた。サスペンションセッティングはもちろん、前後タイヤへの重量配分もよいと想像できる

ニンジャ400は、コンパクトな車体とエンジンパワー、足まわりのセットアップなどがうまくバランスしていて、ビギナーからベテランまで誰もがそれぞれのペースでスポーツ走行を楽しめるように仕上げられている。僕がとくにニンジャ400の乗り味を体験してほしいと考えるのは、大排気量車に長く乗ってきたベテラン勢だ。自分の体重移動やアクセルワークによって積極的に車体をコントロールする楽しみが得られるニンジャ400のフィーリングは、バイクに乗り始めたばかりのころを思い出させてくれるはず。もちろんビギナーにもバイクの乗り方の勉強になるのでオススメしたい。

Ninja 400(2018年モデル) 峠走行シーン
適度な前傾度を持つライディングポジションはバイクとの一体感を得やすいもの。市街地から高速道路走行、ワインディングまで、さまざまなシチュエーションで車体のコントロール性能を高めてくれるのだ

そんなことも考えながら全行程を走ったが、とにかく疲れなかったというのが印象だ。一見薄めのシートではあるが、初日約500kmの距離を走ってもお尻は痛くならなかった。軽い前傾も手首や肩に負担がかからないし、ヒザや太ももなどの下半身にも疲れが生じない。エンジンの不快な振動も少なかったので肉体的なダメージはほぼゼロ。1日ビジネスホテルで休むことで微細な疲れは解消され、翌日残りの行程を問題なくこなすことができた。ツーリング性能もかなりのものである。スポーツ走行からロングランまでこなす、オールマイティさに磨きがかかった印象となった。

ハンドル切れ角
Ninja 400(2018年モデル) ハンドル切れ角
フルカウルながらハンドル切れ角が大きいこともニンジャ400の特徴。Uターンやきり返しをするのも容易だ。ガソリンタンクとハンドルのクリアランスも大きいので、ハンドルを思い切り切った状態でのアクセル操作も問題なくできる。こういう点が考慮されているとうれしくなる
シート快適性
Ninja 400(2018年モデル) シート快適性
スポーツモデルらしいセパレートタイプのシートを採用している。シートは薄く見えるが、適度なクッション性があるため居住性は想像していたほど悪くない。個人差はあるだろうが、1日500kmくらいの移動ではお尻は痛くならず、コーナーでの体重移動もやりやすかった
乗り降り
Ninja 400(2018年モデル) 乗り降り
これも250と同じ車体だけに気構えることなく自然に行なえる。テールが跳ね上がったデザインのためタンデムシートの位置はやや高いが、小柄な人や女性でも問題ないだろう。400ccとしてはかなりスリムな車幅であることもプラスになっている
たそがれ度
Ninja 400(2018年モデル) たそがれ度
LEDヘッドライトやセミフローティング・ペタルディスクなどの採用により、さらにクオリティが高まったニンジャ400。車体サイズこそ小振りになったため存在感では大型バイクに負けてしまうが、高性能を集約したような凝縮感では負けていない。「キラリと光る通好みの一台」として自己満足に浸れる
燃費
Ninja 400(2018年モデル) 燃費
同じ車体のニンジャ250より150ccも排気量が大きいので燃費も悪いと考えられがちだが、実際はそこまでの開きはない。その理由は使う回転数の違いだ。シフトアップのタイミングも早く、巡航時の回転数も低めなのだ。ただしサーキットなど全開時間が長ければもっと差がつくだろう
高速道路 29.3km/ℓ
一般道路 29.3km/ℓ
ガソリン満タン航続距離 402.3km
Ninja 400(2018年モデル)
ニンジャ400に乗って、雪山と桜と2つの季節を楽しんできた。先代よりもコンパクトになった車体と力強いエンジンパワーとの融合は、新鮮なフィーリングを体感させてくれる
Ninja 400(2018年モデル)
モデルチェンジするたびに時代をリードしていくニンジャシリーズ。新型は、250ccと車体を共通にするという大胆な思想を取り入れ、軽量・コンパクト・ハイパワーを実現。今までの400ccモデルとは一線を画した存在となった。徹底した小型化が図られた新設計の並列2気筒エンジンをニンジャ H2と同じ発想のトレリスフレームに搭載。フロントフォークやブレーキなども強化されている。
問い合わせカワサキモータースジャパンお客様相談室
電話番号0120-400819 ※月〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、当社休日を除く)
URLhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/
横田 和彦

1968年6月生まれ。16歳で原付免許を取得。その後中型、限定解除へと進み50ccからリッターバイクまで数多く乗り継ぐ。現在もプライベートで街乗りやツーリングのほか、サーキット走行、草レース参戦を楽しんでいる。




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