ヨシムラ
5週にわたるスーパーバイク世界選手権の夏休みが間もなく終了し、カワサキレーシングチーム(KRT)のジョナサン・レイ選手とアレックス・ロウズ選手はフランスの人気サーキット、マニクールを訪れ、9月9日(金)に開幕し、10日と11日に決勝レースが行なわれる2022年シーズン第7戦に挑むことになる。
鈴鹿8時間耐久ロードレースで表彰台を獲得し、さらに地元バルセロナで行われたスーパーバイク世界選手権テストに参加するなど、KRTのライダー両名はスーパーバイク世界選手権が長い休暇期間だったにもかかわらず、忙しい日々を送っている。
今シーズンも残り半分となったが、レイ選手はトップと31ポイント差でランキング争いに加わっている。全長4.411kmのマニクール・サーキットで、さらに上位を目指すことになる。ロウズ選手は7月にドニントンパークで行なわれた第5戦レース1で表彰台を獲得しており、今回のフランスGPでも表彰台を目指している。
シーズンランキングでは、レイ選手が267ポイントで2位、ロウズ選手は113ポイントで8位につけている。
マニクールはスーパーバイク世界選手権でよく使用されるサーキットだ。左右のコーナー数がほぼ同じで、高速セクションと2つのタイトなヘアピンのコントラストが特徴となっている。レイ選手はマニクールでこれまでに9勝を挙げており、そのすべてがカワサキのレースである。
この後、KRTのホームレースは、9月23日~25日にバルセロナ・カタルーニャサーキットで開催される予定だ。
シーズン再開を目前に控えたKRTライダー両名からのコメントは以下のとおりだ。
ジョナサン・レイ選手
「マニクールは、シーズン終盤のスタート地点として最高の場所。6戦が連続して開催されるため、もっとも重要なイベントのひとつです。その期間中、非常に強く、安定していること、そして健康であることが重要です。マニクールは、チームにとっても私にとってもいいサーキットで、Ninja ZX-10RRもよく走ってくれます。楽しい思い出がたくさんあります。9月に入り、ヨーロッパは秋に入ったので、天候はどうなるかは不明です。いずれにせよ、準備は万全です。2週間前にバルセロナで行なわれたテストでは、とても堅実な結果を残すことができたので、週末を迎えるにあたっていいベースができたと思います。目標は表彰台に立つことです」
アレックス・ロウズ選手
「この数週間は、リセットと充電のためのオフでした。この間のテストでベースセッティングが改善されたので、チャンピオンシップの後半戦ではもっと表彰台を狙えるように頑張りたいです。マニクールはいつも楽しいサーキットで、過去にも何度か好成績を残しています。今はまたNinja ZX-10RRに乗って、スタッフたちと一緒に走るのが楽しみです」