参加者全員が交流を楽しめるようにとの趣旨で、毎月1回の開催を目標に17年6月10日にスタートした壇之浦Zミーティングは、早いもので今年で4周年を迎えた。
タンデムも含めて総勢30台が参加
コロナ禍の中、壇ノ浦Zミーティングの開催が心配されたが、開催地の山口県には緊急事態宣言が発令されていないことや、感染者数が減っているということで開催することになった。ただ、開催日はまだ福岡県に緊急事態宣言が発令されていたため、九州方面からの参加者は少なく、記念イベントとしては少数での開催となった。
当初、開催場所は関門橋の真下のスペースを利用していたが、19年9月より始まった壇ノ浦PAのリニューアル工事の影響で橋の下が使えなってしまう。そのため、真夏は炎天下の中、熱中症を気にしての開催だった。だが、リニューアル工事が進み21年9月から橋の下に戻ることができ、熱中症の心配がなくなった。
ミーティングの開催時間は午前10時〜正午までの2時間。今回の参加者たちの顔ぶれは、タンデムでZ1000R1に乗った親子の参加や、フルカスタムのゼファー750、さらにZ1000Pなど多彩だった。参加者たちはそれらのバイクを眺めながら、閉会までの2時間、たっぷりと歓談を楽しんでいた。
今回のミーティングを無事終了して主催者の西山圭二さんは、「自分の体力が続く限り、がんばれるとこまでがんばるつもりですが、ゆくゆくは若いスタッフに引き継いでもらいたいと思っています」と、元気な声でコメントしていたのが印象的だった。
主催者の西山圭二さん(66歳)。愛車は38年前に購入した78年式Z750FOUR。現在も西山さんの額と同様に、新車並みの光沢を放っている。元気のよさが売り
リニューアル工事が進む壇之浦PAは、今年の6月に本館が完成して利用できるようになった。関門海峡や関門橋が一望できるデッキからの眺めがおすすめ
4年前にミーティングがスタートした時と同じ関門橋の下に戻った参加者たちの駐輪場所。直射日光を受けずに休憩ができるため、仲間たちとの歓談もはずむ
会場でZ1の4本出しノーマルマフラー車を発見。集合管など高性能な社外マフラーが君臨する中で、ノーマルマフラーに出会い、その美しさに新鮮味を感じた
70〜80年代、まだインターネットやメールなどが普及していなかった時代に活躍していたプレスライダーたち。その時代を彷彿させる風防仕様車もいた
主催者の西山さん愛用のシンプソンM30(右、83年型)と、たまたま参加者のシンプソンが同じモデルとわかり、すぐに打ち解けて歴史や性能についての会話がはずんでいた
キャブレター以外はすべて手が入ったゼファー750で参加のUIさん。ガソリンタンクは一見単色のように見えるが、うっすらと火の玉カラーにペイント。これは渋い!
北九州市からZ1000R1を駆り、親子でタンデムして参加した入江さん。ちなみに10年間保管していた Z1000R1をレストアして仕上げたばかりとか。キレイなマグ鍛が目を引く
めずらしいZ1000Pで参加の三橋さん。学生のころにテレビで放映されていたドラマ『白バイ野郎ジョン&パンチ』を観て、一度は乗ってみたかったと、18年に購入した
キレイにまとめられているZ1000MkⅡカスタム。7年前にノーマルの状態で購入し、オーナー自身でカスタムをほどこしている。カチ上がったマフラーが実に挑戦的だ