2年の間隔を経て開催されたカワサキZ900RS クラブジャパン・オール・ミーティング2021は、単一機種のミーティングとしては異例の大規模となった。富士の麓に500台のZ900RS/カフェが集結し、大きな盛り上がりを見せた。
どこを見ても無数のZ900RS
首都圏の緊急事態宣言が解除された最初の日曜日に、カワサキZ900RSクラブジャパン主催のミーティングが開催された。同ミーティングは2年ぶりの開催となったが、そのぶん、会場規模や出展社数などは前回よりも大幅にスケールアップされることになった。
当日はゲートオープン前からまたたく間に列が伸びていき、最終的には500台のZ900RS/カフェが集結! 来場者は約800人に達した。単一機種のミーティングとしては驚異的な盛り上がりである。
会場にはステージが設置され、豪華景品の当たる抽選会などの催しが多数用意されており、家族連れの来場者の姿も多く見られた。会場内では久しぶりの再会を喜ぶオーナー同士の姿がそこかしこで見られ、秋晴れの空の下、笑い声が絶えないイベントとなった。
メイン会場に乗り入れられるバイクはZ900RSのみで、枠内に整然と並べられた。総計500台の内ビキニカウル付きカフェは110台だった
感染対策が徹底されており、入場前にマスクの着用、手指の消毒、連絡先の記帳が徹底された。来場者のしっかりマナーを守る姿勢が次のミーティングに繋がっていく
ミーティングの企画から運営まで、基本的にクラブ員のボランティアによって行なわれている。受付からバイクの誘導まで、クラブ員同士の息の合った連携が見られた
会場に並ぶZ900RSの多くが何らかのカスタムがほどこされており、それを眺めるのも楽しみだ。カーボンビキニカウルをフレームマウントしたZ900RSも注目を集めていた
年式を重ねてカラーバリエーションも増えてきたZ900RS。強い日差しに映えるキャンディトーングリーンが3台並ぶ。会場にはカスタムペイント車も多かった
当日は25社ものメーカーがブースを出展した。来場者は新製品が直に見られるし、メーカーはオーナーの生の声が直接聞けるので、双方にとって好評なのだ
自らもZ900RSオーナーであり『amiチャンネル』を運営するユーチューバーでもあるamiさんがキッチンカーを出店。ランチを求める行列が絶えることがなかった
出展各社から協賛された豪華賞品が大盤振る舞いされる抽選会で参加者は熱狂! ステージの司会はユーチューバーのRurikoさんが一日を通して担当した
来場者は受付を済ませてからバイクに乗って会場入りする。台数が多すぎることもあって、開場直後は最後尾が見えないほど長蛇の列が伸びていた
日中は半袖ですごせる好天に恵まれたこともあり、会場の入り口付近ではくっきりと富士山を見ることができた。多くの来場者がスマートフォンにその姿を収めていた
同ミーティングとしては過去にないほど大規模開催となった今回は、クラブ員ボラインティア30名の尽力によって成功に終わった。次回も期待したい