全国各地で開催されているサーキットイベントだが、九州ではONE&TWOクラブミーティングと名付けられたサーキット走行会があり、九州だけでなく、近県からも多くの参加者を集めている。
走行会だけではなくレースも同じく大盛況
九州のバイクショップ有志の団体のONE&TWOクラブが主催するサーキット走行会、ONE&TWOクラブミーティングが、熊本県にあるオートポリスで開催された。この走行会は年間で3回開催されており、それとは別に春と秋にはレースも開催されている。毎回、多くの参加者、観客でにぎわっている。
この走行会は毎回2日間にわたって行なわれており、今回の走行会も、両日ともに多くのライダーが参加していた。参加車両の顔ぶれも豊富で、スーパースポーツからミドルクラス、さらにはフルカスタムされた空冷絶版車など多岐にわたっている。そんなマシンが小気味のいい排気音を響かせて元気よくサーキットを駆け抜けるシーンを眺めるのも、この走行会の楽しみのひとつともなっている。猛暑、さらには長雨と、今年の夏の天候は不安定ではあったものの、幸いこの走行会が開催された7月24日・25日の両日は天候も安定しており、参加者たちは気持ちよくサーキットライドを楽しむことができたようだ。
フルカスタムされた空冷Zとスーパースポーツモデルがともにコーナーを駆け抜ける。参加車両のバリエーションが豊富なのも、この走行会の特徴。見ているだけでもしっかり楽しめる
サーキットを走ったことがない人も多いと思うが、オートポリスではそんな人を対象に体験走行の時間も設けている。阿蘇ツーリングに組み込んでみるのもいいだろう
バイクがしっかりと整備されていないと、自分自身はもちろん、一緒に走っている他のライダーにも危険を及ぼしかねない。走行前にはスタッフによる入念なチェックを受ける
夏休みに入ったばかりということで、家族連れで参加するライダーも少なくなかった。この女の子は、ちいさな手でドライバーを握って父親のお手伝い
各地から多くの参加者を集めるこの走行会。なかにはツナギなどを積んで自走で参加するライダーも。そのタフさには脱帽だ
こちらはGPZ900Rベースのフルカスタム車。足まわりはもちろん、車体、エンジンなど徹底的に手が加えられたモンスターマシンだ。こんな豪華なマシンがフルバンクで駆け抜けるさまは迫力のひと言
10年ほど参加し続けているという野瀬靖弘さんは自走タンデムでの参加。「今回はツーリングを兼ねて2泊3日の行程です」
18歳のころから乗っているというZ2で参加したMSさん。フロント19インチ、スポークホイール、リヤブレーキのドラムのスタイルはゆずれないとのこと
63歳からサーキットを走り出したという梅野賢次さん。マシンはニンジャ250と思いきやZZR250。「今が青春ですね」とニッコリ
夏目健司
東海地区で雑誌の取材業務に携わる。社会ネタから街ネタ、スポーツ取材と、どんな現場にも駆けつけます。
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