4月18日、九州が誇る国際格式サーキットのオートポリスで“偉大なる草レース”を標榜するアマチュアレース、ONE & TWO フェスティバルが開催。多くのカワサキユーザーが参戦し、熱い戦いを繰り広げた。
今年も九州最大級の“草レース”が開幕、大量のカワサキ車が参戦!
ONE&TWOフェスティバルは、九州のモータースポーツを愛するショップが運営するONE&TWOクラブが主催するアマチュアレース。その21年開幕戦がオートポリスで開催された。
この大会では鉄/アルミフレームとオープン250・400の2レースが行なわれた。各レース内で排気量やライダーのスキルに合わせたクラス分けがされ、さまざまなレベルのライダーが参加可能なように心遣いがされている。総エントリー数39台の内、カワサキユーザー17台と最大勢力。火の国九州のカワサキ乗りはアツい。
ONE&TWOクラブの代表を務めるウィリー代表の富永保光さんが、ニンジャZX-10Rエンジンを搭載したオリジナルフレームのレーシングマシンWR-10Rを駆って参戦
この日の天候は曇り。温暖な九州の4月中旬とはいえ、標高の高いオートポリスの気温は低く、グリッドについたエントラントたちは、タイヤを冷やさないように工夫をこらしていた
ピット内でスタッフによる車両検査が行なわれる。写真は鉄フレームクラスに参戦のGPZ900R。この#21のニンジャを駆る阿津坂一雄選手は、見事クラス優勝した
#25はZ750RSで参戦の西村選手。決勝レースでは戦闘力の上回るマシンに奮闘を見せて、クラス3位でフィニッシュした
オープン250クラスにエントリーした、#3 堀川選手。ニンジャ250Rでの参戦ながら、予選・決勝ともにぶっちぎりのタイムで優勝した
#5、ZRX1100で参戦の植垣選手は、最新スーパースポーツも混走する予選で、なんと3番手のタイムを記録。決勝もクラス2位と健闘した
ニンジャZX-10Rを駆って参戦した#2 廣瀬選手。予選では総合2位、決勝では最速クラスのエキスパートアルミで優勝を勝ち取ってみせてくれた
ウィリーの富永さんが手にしているのは、参加者に配られたONE&TWOフェスティバルのオリジナルTシャツ。これは欲しくなる一着だ
カワサキバイクマガジンvol.150の136ページで紹介しているZ H2レーサー。マシンが組み上がったのがレース直前だったため、ほぼシェイクダウン状態での実戦だったが、オーナー兼ライダーの久野さんは大奮闘
肌寒さを感じたレース開催日。あるエントラントは、タイヤウォーマーの熱を有効利用。グローブも一緒に温めていた。切実だが笑ってしまう光景
来場者向けのアトラクションとして開催されていた“引き馬”。阿蘇山の外輪山に位置し、自然豊かなオートポリスならではのイベントだ