レーサーレプリカではなくスーパースポーツとして、鮮烈なデビューをしたZX-9R。その魅力にひきつけられたオーナーが集ったのがマジック9である。設立から歴史を刻んで25年周年という節目に、静岡県にあるドライブインもちやでミーティングを開催。天気を乗り越えて、たくさんの笑顔が集まった。
25年の歴史とともに今の“前向き”な笑顔
開始時刻よりも早く、ZX-9Rをはじめとしたバイクが集まってきた。この光景にはかなり驚かされた。結局は降らなかったものの、あまりいい天気予報ではなかったからだ。
「予報はギリギリ、ならば行ってみようと思って」とは参加された方のポジティブな言葉。結果的に事前に参加表明したみなさん全員が集まった。
そしてそのポジティブさは、運営するスタッフも皆多分に持っていた。いつもなら前夜祭として飲み会を開催するところだが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で自粛せざるを得なかった。そこでリモート前夜祭を開催したのだ。「遠方で欠席になった方もリモートならと参加してくれた」と新たな魅力を生み出した。
ZX-9R好きな方が交流し、話し、楽しんだひと時。現在も乗っている人はもちろん、他の車種に乗り替えた方もいた。それでも“好き”という気持ちがあれば、十分に楽しめる門戸の広いイベントだった。
「また30周年で会いましょう」という言葉が、あちらこちらで聞こえた。どんなカタチでの開催になるのか、今後が楽しみだ。
受付では手指の消毒を用意。この表現は事務的に過ぎるかもしれない。実はこの受付から楽しい会話が始まっている。笑い声と会話が絶えないのだ
ミーティングの開催ごとに作られるロゴ入りTシャツ。今年も希望者を募って作成された。いつ作成されたモノか、パッと見てわかってしまうツワモノも
ズラリと並ぶZX-9Rを前に、会話が大いに盛り上がる。でも実はミーティング開始前の光景なのだ。本当に楽しみにしていたのだな、とよく伝わってくる
いよいよミーティング開始。参加者みなさんの自己紹介が順番に行なわれる。とはいえ直前まで雑談で大いに盛り上がっていたので、緊張している人は少なかった
参加されたZX-9Rは型式ごとに分けて並べていく。分類されて並ぶので、見ていて壮観だし話もしやすい。運営のみなさんが行なった準備が、盛り上がりを生む
目印にと運営スタッフさんの愛車に横断幕が取り付けられた。とても目立っていたが、型式ごとに並べる場所がなくなってしまうハプニングもあった
ジャンケン大会のために有志のみなさんから持ち寄られたお宝の数々が並ぶ。当時モノのカタログも登場するなど、驚くようなモノもあった
ジャンケン大会スタート! 勝った順に並び、好きなお宝をゲットする。和気あいあいと笑顔があふれた
運営スタッフとしてミーティングを支えたみなさん。撮影や誘導、受付などいろいろと活躍していたが、不思議と大変そうには見えない。一緒に楽しんでいた
ミーティングが終了すると別れを惜しむように手を振る姿が見られる。当日の楽しさがにじみ出ていた