ヨシムラ
平成30年11月2日から令和元年7月24日までに生産された1,220台が対象
川崎重工は2020年9月1日、国土交通大臣に対して以下の内容でリコールの届け出を行なったと発表。
不具合が発生するのはNinja ZX-6Rで、対象範囲は平成30年11月2日から令和元年7月24日までに生産された1,220台が対象。車体番号はZX636G-001843からZX636G-007618までとなる。ただし、リコール対象車の車台番号の範囲には対象とならない車両も含まれている場合があるとのことだ。
不具合が発生しているのは電気配線で、警音器の電気配線において、配線の耐久性が不足しているため、特定のエンジン回転領域で発生する車台振動により、当該配線の端子部に負荷がかかり、配線材に亀裂が生じることがある。そのため、そのまま使用を続けると当該配線が断線し警音器が作動しなくなるおそれがあるとのこと。
リコール対象車両は全車両、警音器電気配線を補修用ハーネスを用いて修理する。
なお改善実施済車には、ステアリングヘッドパイプの車台番号打刻位置付近にNo.4800ステッカーを貼付するとしている。
警音器、すなわちクラクションが動作しなくなると車検適合はもちろん、緊急回避にも支障をきたす恐れがある。Ninja ZX-6Rオーナーは車体番号を確認し、該当していれば速やかに最寄りのカワサキ正規店に相談しよう。またリコール情報ページからは車体番号からリコール対象車両に該当するかを検索できるので、そちらも活用いただきたい。