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ヨシムラ

電子制御やメカニズム、装備も充実

電子制御の充実

12年型はトラクションコントロールS-KTRCや、パワーモードと連携するモードセレクト機能であるインテグレーテッドライディングモードを装備する。デフォルト設定の3つのセッティング(スポーツ、ロード、レイン)に加え、マニュアルセッティングを選択できる。そのマニュアルセッティングモードでは、ライダー1~4の各モードを個別に設定&保存することができる。

ライダーシートの着脱

タンデムシートがキーで着脱できることに加え、ライダーシートも工具なしで着脱可能となっている。ライダーシートを取り外すには、樹脂カバー(写真右)と金具(写真中央)を取り外すことになる。ライダーシート下にはバッテリーが装備されている。

Kawasaki ZX-10R(2021年モデル)ライダーシート着脱
Kawasaki ZX-10R(2021年モデル)ライダーシート着脱
Kawasaki ZX-10R(2021年モデル)ライダーシート着脱

2022年モデル Ninja ZX-10R/KRT EDITIONの主なスペック

車名(通称名) Ninja ZX-10R KRT EDITION Ninja ZX-10R
マーケットコード ZX1002LNFAN
型式 8BL-ZXT02L
全長x全幅x全高 2,085㎜×750㎜×1,185㎜
軸間距離 1,450㎜
最低地上高 135㎜
シート高 835㎜
キャスター/トレール 25.0°/ 105㎜
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ
総排気量 998cm³
内径x行程/圧縮比 76.0㎜×55.0㎜/ 13.0:1
最高出力 149kW(203PS)/13,200rpm
ラムエア加圧時:156.8kW(213.1PS)/13,200rpm
最大トルク 115N・m(11.7kgf・m)/11,400rpm
始動方式 セルフスターター
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 4.0L
燃料供給方式 フューエルインジェクション
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
ギヤ・レシオ 1速 2.600(39/15)
2速 2.157(41/19)
3速 1.882(32/17)
4速 1.650(33/20)
5速 1.476(31/21)
6速 1.304(30/23)
一次減速比 / 二次減速比 1.680 (79/47)/2.411(41/17)
フレーム形式 ダイヤモンド
懸架方式 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径43㎜)
スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル 120㎜
115㎜
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C (58W)
190/55ZR17M/C (75W)
ホイールサイズ 17M/C×MT3.50
17M/C×MT6.00
ブレーキ形式 デュアルディスク 330㎜ (外径)
シングルディスク 220㎜ (外径)
ステアリングアングル
(左/右)
27°/ 27°
車両重量 207kg
燃料タンク容量 17L
乗車定員 2名
燃料消費率(km/L) 20.3km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)
16.5km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)
最小回転半径 3.4m
カラー ライムグリーン×エボニー(GN1、継続) メタリックマットグラフェンスチールグレー×メタリックディアブロブラック(GY1)

Ninja ZX-10RR

レース性能向上のため上限回転数をアップ

SBKにおいて各マシンに課せられる上限回転数設定に対処するため、21年型ホモロゲーションマシンのニンジャZX-10RRの上限回転数は1万4,300rpmから1万4,700rpmに引き上げられた(ニンジャZX-10Rは1万3,700rpmのまま同じ)。そのため、パンクル製の軽量ピストンを採用、バルブタイミング、バルブスプリング、エアファンネルなども変更を受けた。

問い合わせカワサキモータースジャパンお客様相談室
電話番号0120-400819 ※月〜金曜 9:00〜12:00、13:00〜17:00(祝日、当社休日を除く)
URLhttps://www.kawasaki-motors.com/mc/
和歌山 利宏

バイクジャーナリスト。バイクメーカーの元開発ライダーで、メカニズムからライディングまで、自身の経験にもとづいて幅広い知識を持つ。これまでに国内外問わず、車両のインプレッションも数多く行なっている。




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