足つき性もよくなるZ900RS用・ARCHIシートASSY タックロールコンプリート

カワサキバイクマガジンVol.174 巻頭特集“カワサキインライン4モデルの魅力”
連動インライン4モデルカスタムパーツ紹介

空冷Zのカスタムパーツで知られているPMCは、現在Z900RSをはじめとするネオクラシックモデルをメインターゲットとしたブランド“ARCHI（アーキ）”を展開している。そのARCHIの中でも今注目したいのが、“Z900RS ARCHIシートASSY タックロールコンプリート”だ。その特徴はクラシカルなタックロールデザインと快適な乗り心地、そして足つき性の向上という、三拍子がそろっていることだ。

AMAでローソンが駆ったZ1000JレーサーやZ1000S1などに採用されていたこともあり、タックロールシートは空冷Zカスタムの定番的なアイテムである。それゆえZ900RSにクラシカルなカスタム要素を加えたい人には、まさにもってこいの一品といえるだろう。

さらに今回紹介するコンプリートは、通常のタックロールだとオプション設定になっているシートベルトに加え鋲を一つ一つ手作業で取り付けられている点も見逃せない。とくに開発時のこだわりであるARCHIロングテールカウルと組み合わせた際の見映えは眼を見張るものがある。

しかも、このシートが注目に値するのはデザイン面だけじゃない。空冷Z用シート開発で培った経験と技術を惜しみなく注ぎ込んだアンコ抜きによって、ノーマル比約20㎜シート高をダウン。これにより足つき性がよくなっていて、とくにZ900RSの足つきが気になっていた人にとっては、この20㎜が安心感をもたらしてくれるはずだ。しかも、薄くしたことで乗り心地が犠牲にならないようオシリが当たる部分にゲルを入れることで、純正よりも高いフィット感を追求しているのだ。

シートを変えることで、意外なほど車体の印象は変わる。そんなわけでクラシカルな雰囲気を高めたいZ900RSオーナーは、ぜひともこのARCHIシートASSY タックロールコンプリートを気にかけてもらいたい。