独自の発想を取り入れることでエキゾーストの可能性を追求するノジマエンジニアリング。ニンジャ1000の新たなスタイルを求め、同社はデュアルサイレンサータイプのフルエキゾーストをリリースした

DLC-TITAN for Ninja1000 by NOJIMA ENGINEERING

デュアルサイレンサースタイルをフルエキゾーストで実現

ノジマエンジニアリング製のニンジャ1000用エキゾーストは、これまでに2種類のサイレンサーを使用したスリップオンタイプと、シングルサイレンサータイプのフルエキゾーストがリリースされていた。ただし以前からデュアルサイレンサースタイルを求める声が多数寄せられていたということで、同社はその声にこたえるべく急ピッチで開発を進めていた。そして今年11月末に待望のリリースを迎えたのである。

ニンジャ1000はもともと中低速のトルクが厚いため、その特性を維持しつつ、さらに高回転域での伸びを求めて開発されている。集合部には同社独自のスパイラルコレクターを採用。排気流速を高めてさらなる高回転の伸びをねらい、なおかつ全域でのトルクを厚くすることで扱いやすさも忘れない。さらなるパワーを引き出すためには、ニンジャ1000の場合フロントパイプを長めに設定する必要があるそうだが、デュアルサイレンサーとするためには集合部の位置を従来のシングルタイプフルエキゾーストよりも前方へオフセットする必要があった。そのため集合位置の変更に加え、パイプ径やサイレンサーの内部構造なども変更することでシングルタイプと遜色のないパフォーマンスを実現している。マシンベンドのチタンパイプは、表面を磨いた後に焼きを入れることで染みや汚れの防止をねらっており、なおかつチタンパイプならではの美しい青を表現してカスタムバイクとしての存在感をアピールしている。

センターパイプ

左側センターパイプはサイドスタンドやチェーンをかわす必要があるため、複数のパイプをつなぎ合わせるなど、相当な手間をかけて製作されている(写真は試作品)

スパイラルコレクター

集合部にはスパイラルコレクターを採用。集合直前で絞り込むことで中低速を確保しつつ、らせん状の集合部により排気流速を高めることで高回転域を伸ばすのだ

エキゾーストパイプ

表面を磨いた後に焼き入れ加工をほどこし、チタンパイプ特有のブルーを発色。こうすることでパイプの染みや汚れを多少防止することができるのだ

サイレンサーはバフ掛けしたチタンスリーブの表面に炭素材を焼き付けたDLC(DIAMOND LIKE CARBON)サイレンサーを採用。フロントフォークのインナーチューブなどで採用されている手法なのだが、これにより独特の質感と色合いを表現し、さらに高い表面硬度も生み出されるため表面への細かな傷をも防いでくれるのだ。また、デュアルサイレンサーとなったことで、サイレンサー長はシングルタイプに比べ150mm短く設定されており、軽快かつスタイリッシュなリヤビューが実現している。

DLC-TITAN for Ninja1000 by NOJIMA ENGINEERING

サイレンサー長は従来のフルエキゾーストと比較すると150mm短くなった。低音を強調したビッグバイクらしい迫力ある排気音をかなでる。価格は27万900円

今回リリースとなったフルエキゾーストに加え、同社では現在ステップキットの開発も行なっている。ニンジャ1000用アフターマーケット界をリードする同社の動向に今後も注目したい。

ステップキット

取材した車両には試作品のステップキットが装着されていた。現在ポジションの最終調整やカラーなど、年内の発売に向けて急ピッチで開発が進められているとのこと

オリジナルリンクプレート

そっけない印象のノーマルリンクプレートは削り出しのオリジナルリンクプレートに変更されている。リンク比はノーマルに準じているため、ハンドリングにも悪影響は与えない

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