カワサキ特派員

巷にあふれるカワサキネタを特派員がレポート

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1986 1000GTR

1986年に登場したコンコース(1000GTR)。当時の二輪専門誌では、GPZ1000RXのツアラー仕様と掲載されることが多かった。なじみのバイクショップによれば、GPZ900Rのフレームに、エリミネーター系のエンジンとシャフトドライブを組み合わせたモデルだという。カタログを見たが、確かにGPZ1000RXのペリメターフレームは、影も形もない。その反面、GPXシリーズの四角いメーターパネルは印象的だった。

1999年、ロサンゼルスにて、私は新車のコンコースを購入した。これにより長年の疑問が一気に解ける。燃料タンクを外してみると、GPZ900Rのダイヤモンドフレームが現れた。エンジンや駆動系は、エリミネーター1000そのもの。メーターユニットはZZR1100(D)のデザイン、フロントホイールはゼファー1100と同等、ブレーキキャリパーは、GPZ1100に採用されていたものと同じだと思われる。

このように、情報が乏しいからこそ、仕様について誤掲載されている車種は少なくない。Z550GTやZ750GT、輸出モデルのKH125やER-5などがそれにあたる。いずれも国内正規取扱車両ではないので、国内市場に出回っているとすれば並行輸入などで独自に仕入れられたものだと思われる。

1986〜93 1000GTR/CONCOURS

1986 1000GTR

ヘッドライトデザインから、GPZ1000RXのツアラー版と称されてきたが、中身はGPZ900Rのフレームとエリミネーター1000のエンジンの組み合わせ

1994〜2006 1000GTR/CONCOURS

2001 1000GTR

スタイリングや出力特性は前期型譲りだが、メーターはZZR1100(D)、ホイールはゼファー1100となっている。ウィンドディフレクターのデザインは、1998年ころから変わったとアメリカの現地ディーラー談

KAZU 中西

1967年4月2日生まれ。モータージャーナリスト。二輪雑誌での執筆やインプレッション、イベントでのMC、ラジオのDJなど多彩な分野で活躍。アフターパーツメーカーの開発にも携わる。その一方、二輪安全運転推進委員会指導員として、安全運転の啓蒙活動を実施。静岡県の伊豆スカイラインにおける二輪事故に起因する重大事故を撲滅するための活動“伊豆スカイラインライダー事故ゼロ作戦"の隊長を務める。過去から現在まで非常に多くの車両を所有し、カワサキ車ではGPZ900R、ZZR1100、ゼファーをはじめ、数十台を乗り継ぎ、現在はZ750D1に乗る。
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