カワサキ特派員

巷にあふれるカワサキネタを特派員がレポート

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KSR110の後継機種にあたるZ125プロ。採用しているエンジンは、横倒しシリンダーデザインの4ストローク単気筒だ。外観はまさにKSR110のそれであり、単に排気量を拡大しただけに思えるのだが、細部に渡り仕様変更がなされているようだ。

このほど、Z125プロのレース仕様を製作するにあたり、KSR110のレース用パーツを流用するつもりだったが、その過程において難儀する事態が発生してしまった。問題箇所はクランクケース下のネジ穴だ。KSR110にボルトオンのレース用アンダーカウルを装着する際、カウル後方のマウントステーはステップブラケットの固定用ネジ穴を使うことになる。しかし、Z125プロではクランクケースデザインこそKSR110とほぼ同じだが、そのネジ穴が開けられていない。そのため、KSR110用アンダーカウルをZ125プロに装着するならば、何らかの加工もしくはマウントステーが必要となる。

クランクケース下の4つの凸部。KSR110ではステップブラケットのボルト固定用にネジ穴が開けられているが、Z125プロでは穴がない

クランクケース下の4つの凸部。KSR110ではステップブラケットのボルト固定用にネジ穴が開けられているが、Z125プロでは穴がない

KSR110用アンダーカウルの前側を装着するブラケット装着部分はZ125プロでも同じ場所を流用できた

KSR110用アンダーカウルの前側を装着するブラケット装着部分はZ125プロでも同じ場所を流用できた

この一件から細部仕様こそ異なるが、Z125プロのエンジンはKSR110ベースであると検証できた。また、KSR110のエンジンは、さかのぼっていくとカワサキのビジネスバイク、マックス100であり、以外にも歴史が長くタフなエンジンであることもわかった。このようなエンジン開発手法は、カワサキ車の多くに見られるもので、裏を返せばそれだけ基本設計にすぐれるエンジンを数多く作りだしてきた証となる。

マフラーはZ125プロ用に開発されたRPM製を装着した。KSR110用のマフラーを流用するためには、O2センサーの取り付けボスを増設するなどの加工が必要となるだろう。

取材協力:カワサキショップ山梨

KAZU 中西

1967年4月2日生まれ。モータージャーナリスト。二輪雑誌での執筆やインプレッション、イベントでのMC、ラジオのDJなど多彩な分野で活躍。アフターパーツメーカーの開発にも携わる。その一方、二輪安全運転推進委員会指導員として、安全運転の啓蒙活動を実施。静岡県の伊豆スカイラインにおける二輪事故に起因する重大事故を撲滅するための活動“伊豆スカイラインライダー事故ゼロ作戦"の隊長を務める。過去から現在まで非常に多くの車両を所有し、カワサキ車ではGPZ900R、ZZR1100、ゼファーをはじめ、数十台を乗り継ぎ、現在はZ750D1に乗る。
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https://twitter.com/kazu55z






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