PLASMA BOOSTER

点火エネルギーの増加とマルチスパークの発生

キャブレターまたはインジェクションでガソリンと空気が混ざり混合気が作り出される。その混合気が燃焼室に流れ込み、ピストンが上昇して圧縮。スパークプラグから火花が飛び混合気を燃焼させることでパワーが生まれる。点火はバイクを動かすうえで重要な役割をはたしており、どんなバイクでもこの行程を経ている。そこでよりパワーを求めるのであれば、混合気をより多く燃焼室に送り込んだり、燃焼室のボアを広げるなどすれば、より大きな燃焼を得ることができ、モアパワーを得ることができるのだが、その手法は多種多様。そのなかで混合気を効率的に燃焼させることに注目して開発されたのがプラズマブースターだ。では、この製品はどのような役割をはたしているのだろうか。

それは大きく分けて2つある。まずは点火エネルギーを約2倍に増大させることで、火種となる火炎核を成長させ燃焼効率を向上させていること。プラグに流れ込む電流を増幅させて、よりよい燃焼環境を作り出しているのだ。また、点火エネルギーの増加により未燃焼ガスも燃やすことでトルクアップが望め、さらには完全燃焼を促すことで、有害排出ガスの低減や始動性の向上、カーボンの蓄積が減りエンジンのコンディション維持にも効果が期待できる。

2つ目は同社独自のマルチスパークの発生による着火性能などの向上だ。通常、ノーマルのスパークは1回だけなのだが、プラズマブースターは複数回点火させるマルチスパークを発生させている。これは燃焼室のミスファイヤーの可能性を減らす効果を発揮。スパークが何回も混合気に触れることで、より確実な点火が期待できる。それだけでなく燃焼速度がアップし、アクセルレスポンスの向上にもつながるのだ。もちろん点火が複数回発生するので始動性アップも期待できる。

このほかにもさまざまな効果が期待できるプラズマブースター。ノッキングの減少や燃焼が安定することでのエンジンの振動低減など、装着による性能アップの恩恵は非常に多い。装着も簡単なので、DIYでいじる楽しみも味わえるだろう。まだ体感したことがない人はぜひ、装着を検討してほしい。点火を強化することでマシンのポテンシャルを引き出してみてはどうだろう。

複数回スパークさせることで火種を大きく形成

PLASMA BOOSTER

左:ノーマル、右:プラズマブースター

通常、混合気が燃焼室で燃えている時間は約1,000分の1秒で、火花を発生させるスパークは1つ。プラズマブースターは約100万分の1秒という短い時間でスパークを複数回(3回以上)発生させている。これにより混合気が火花と接触する時間を長くし、燃焼初期段階に発生する火種を大きく形成できるのだ。

装着のポイント

ZRX1200ダエグを題材に装着ポイントを見てみよう。ポイントはイグニッションコイルのマイナス線とアース、本体の設置場所を決めるという3点だ。なお、プラズマブースター側の配線にカプラーは接続されていないので、カシメめるため事前に電工ペンチを用意したい。

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ZRX1200ダエグはタンクを完全に外さなくても少し上げれば装着可能だ。両サイドにイグニッションコイルがあるので、そのマイナス線に接続

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アース線をボディに接続する。アース線自体は長いので、接続場所の自由度は高い。配線はタイラップなどで固定するのもいいだろう

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ZRX1200ダエグにはシート下にスペースがある。そこに付属の両面テープを使って、ボディを固定するのがお勧めだ

→OKADA PROJECTS プラズマブースター詳細ページ
→プラズマブースター カワサキ車ラインナップ

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